ジスチグミン
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Japanese Journal
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- 仰臥位高血圧・立位低血圧を伴う糖尿病性腎症血液透析患者の血圧コントロール
- 田中 勝喜,西口 健介,高折 光司,村上 徹,岸本 聡子,玉置 佐奈美,井ノ口 眞澄美,左海 佳奈子,門脇 勧,織田 浩彰,御厨 亮子,桑原 隆
- 日本透析医学会雑誌 44(5), 449-453, 2011
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- NAID 130000859985
- 2. ウブレチドによるコリン作動性クリーゼの一例(第53回日本泌尿器科学会群馬地方会演題抄録<セッションI>臨床症例)
- 古谷 洋介,黒川 公平,清水 雄至
- The Kitakanto medical journal 60(1), 75-75, 2010-02-01
- NAID 120002139483
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ウブレチド錠5mg
組成
成分・含量
添加物
- 乳糖水和物
トウモロコシデンプン
バレイショデンプン
タルク
ステアリン酸マグネシウム
禁忌
消化管又は尿路の器質的閉塞のある患者
- 〔消化管機能を亢進させ、症状を悪化させるおそれがある。また、尿の逆流を引き起こすおそれがある。〕
迷走神経緊張症のある患者
脱分極性筋弛緩剤(スキサメトニウム)を投与中の患者
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 手術後及び神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難
- ジスチグミン臭化物として、成人1日5mgを経口投与する。
- 重症筋無力症
- ジスチグミン臭化物として、通常成人1日5〜20mgを1〜4回に分割経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
- 効果が認められない場合には、漫然と投与せず他の治療法を検討すること。
- 重症筋無力症の患者では、医師の厳重な監督下、通常成人1日5mgから投与を開始し、患者の状態を十分観察しながら症状により適宜増減すること。
慎重投与
高齢者
腎障害のある患者
- 〔本剤は腎臓から排泄されるため、血中濃度が上昇するおそれがある。〕
コリン作動薬やコリンエステラーゼ阻害薬を服用している患者
- 〔相互に作用を増強し、副作用が発現しやすくなるおそれがある(「相互作用」の項参照)。〕
気管支喘息の患者
甲状腺機能亢進症の患者
徐脈・心疾患(冠動脈疾患、不整脈)のある患者
- 〔心拍数低下、冠動脈の収縮、冠れん縮による狭心症、不整脈の増悪、心拍出量低下を起こすおそれがある。〕
消化性潰瘍の患者
- 〔消化管機能を亢進させ潰瘍の症状を悪化させるおそれがある。〕
てんかんの患者
パーキンソン症候群の患者
- 〔パーキンソン症候群の症状を悪化させるおそれがある。〕
重大な副作用
コリン作動性クリーゼ1)〜3) (自発報告につき頻度不明)
- 本剤の投与により意識障害を伴うコリン作動性クリーゼ(初期症状:悪心・嘔吐、腹痛、下痢、唾液分泌過多、気道分泌過多、発汗、徐脈、縮瞳、呼吸困難等、臨床検査:血清コリンエステラーゼ低下)があらわれることがある(コリン作動性クリーゼは投与開始2週間以内での発現が多く報告されている)。このような場合には、直ちに投与を中止し、アトロピン硫酸塩水和物0.5〜1mg(患者の症状に合わせて適宜増量)を静脈内投与する。また、呼吸不全に至ることもあるので、その場合は気道を確保し、人工換気を考慮すること。
狭心症、不整脈(自発報告につき頻度不明)
- 狭心症、不整脈(心室頻拍、心房細動、房室ブロック、洞停止等)があらわれることがある。このような場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- ジスチグミン臭化物は、可逆的にコリンエステラーゼを阻害しアセチルコリンの分解を抑制することにより、間接的にアセチルコリンの作用を増強、持続させ、副交感神経支配臓器でムスカリン様作用を、また、骨格筋接合部でニコチン様作用を示す。
コリンエステラーゼ阻害作用6)
- 本品100μg/kg及びネオスチグミン100〜400μg/kgをラットに1回腹腔内投与したとき、血中コリンエステラーゼ活性はそれぞれ約80%及び30〜60%阻害された。
====アセチルコリン作用の増強6)
==
- ラットの血涙反応では、対照値のアセチルコリンED50値を1/5に減ずるに要する用量は、本品で8.6μg/kg、ネオスチグミンで16.6μg/kgであった。また本品の作用は、投与後2時間で最大となり、少なくとも48時間以上持続した。
抗クラーレ作用6)、7)
- 抗クラーレ作用を知る目的で、非処理でのd-ツボクラリンのED50値を100%増加せしめる量をラット腹腔内投与で求めたところ、本品では30.5μg/kg、ネオスチグミンでは88.5μg/kgであった。また、本品の作用は24時間後にも認められた。
有効成分に関する理化学的知見
分子式
一般名
- ジスチグミン臭化物 Distigmine Bromide(JAN,INN)
化学名
- 3,3'-[Hexamethylenebis(methyliminocarbonyloxy)]bis(1-methylpyridinium)dibromide
融点
性状
- 本品は白色の結晶性の粉末である。本品は水に極めて溶けやすく、メタノール、エタノール(95)又は酢酸(100)に溶けやすく、無水酢酸に溶けにくい。本品の水溶液(1→100)のpHは5.0〜5.5である。本品はやや吸湿性である。本品は光によって徐々に着色する。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- distigmine
- 化
- 臭化ジスチグミン distigmine bromide
- ラ
- distigmini bromidum
- 商
- ウブレチド、ウブテック
- 関
- 抗コリンエステラーゼ薬、ネオスチグミン
適応
- 経口:重症筋無力症、手術後および神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難
- 点眼剤:緑内障、や調節性内斜視
禁忌
- 消化管・尿路の器質的閉塞、迷走神経緊張症、脱分極性筋弛緩薬(スキサメトニウム)を投与中の患者
副作用
-臭化ジスチグミン
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商品