チキジウム
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
※ チアメロンカプセル5mg
組成
※ 組 成
- チアメロンカプセル5mgは1カプセル中チキジウム臭化物5mgおよび添加物として乳糖水和物、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、含水二酸化ケイ素、またカプセル本体中にラウリル硫酸ナトリウム、ゼラチン、酸化チタンを含有する。
禁忌
(1)緑内障の患者
- 〔房水通路が狭くなり眼圧が上昇し、症状を悪化させるおそれがある。〕
(2)前立腺肥大による排尿障害のある患者
- 〔膀胱平滑筋の弛緩、膀胱括約筋の緊張により排尿困難を悪化させるおそれがある。〕
(3)重篤な心疾患のある患者
- 〔心拍数を増加させ、心臓に過負荷をかけるおそれがある。〕
(4)麻痺性イレウスの患者
- 〔消化管運動を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。〕
(5)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 胃炎、胃・十二指腸潰瘍、腸炎、過敏性大腸症候群、胆のう・胆道疾患、尿路結石症
- チキジウム臭化物として、通常成人1回5〜10mgを1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
1)前立腺肥大のある患者
- 〔膀胱平滑筋の弛緩、膀胱括約筋の緊張により排尿困難を悪化させるおそれがある。〕
2)甲状腺機能亢進症の患者
3)うっ血性心不全のある患者
- 〔心拍数を増加させ、心臓に過負荷をかけるおそれがある。〕
4)不整脈のある患者
- 〔心拍数を増加させ、心臓に過負荷をかけるおそれがある。〕
5)潰瘍性大腸炎の患者
6)高温環境にある患者
- 〔汗腺分泌を抑制し、体温調節を障害するおそれがある。〕
7)高齢者
重大な副作用
1.ショック、アナフィラキシー様症状
(頻度不明):
- ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困難、発赤、蕁麻疹、血管浮腫等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2.肝機能障害、黄疸
(頻度不明):
- AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- チキジウム臭化物は抗コリン作用を有する化合物で、消化管や尿路系の平滑筋を弛緩させ鎮痙作用を示す。ラットの胃れん縮やモルモット回腸自動運動に対する抑制作用はチメピジウム臭化物水和物やブチルスコポラミン臭化物より強く、ほぼアトロピンと同等である。また、モルモット摘出尿管のノルアドレナリンによる収縮に対してもブチルスコポラミン臭化物やチメピジウム臭化物水和物より強い抑制作用が認められている。
有効成分に関する理化学的知見
- 本品は白色の結晶性の粉末である。本品はメタノール又はクロロホルムにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、水又は無水酢酸に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品のクロロホルム溶液(1→40)は旋光性を示さない。
融 点:約272℃(分解)
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- tiquizium
- 化
- 臭化チキジウム tiquizium bromide
- 商
- チアトン、チアパストン、チアメロン、チワン
[★]
- 英
- melon、Cucumis melo
- 関
- ウリ科、カンタループ、マクワウリ