プリフィニウム
Japanese Journal
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・分量[1管(1mL)中]
添加物
禁忌
- 緑内障のある患者[眼圧亢進を助長し,症状を悪化させるおそれがある.]
- 前立腺肥大による排尿障害のある患者[排尿筋の弛緩と膀胱括約筋の収縮を起こし,排尿障害を悪化させるおそれがある.]
- 重篤な心疾患のある患者[心臓の運動を促進させ,症状を悪化させるおそれがある.]
- 麻痺性イレウスのある患者[消化管運動を低下させるため,症状を悪化させるおそれがある.]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 胃腸管の痙攣および運動機能亢進:胃炎,胃・十二指腸潰瘍,腸炎
- 胆管の痙攣および運動障害:胆のう症(胆のう炎,胆道ジスキネジーを含む),胆石症
- 尿路の痙攣:尿路結石
- 膵炎に起因する疼痛:膵炎
- 消化管検査時の前処置:胃内視鏡検査,胃腸X線検査
- 通常,成人は1管を1日1回皮下,筋肉,又は静脈内に注射する.
慎重投与
- 前立腺肥大のある患者[排尿障害を起こすおそれがある.]
- 甲状腺機能亢進症のある患者[甲状腺機能亢進症の患者では心悸亢進や頻脈がみられるが,本剤は心臓の運動を促進させ,これらの症状を悪化させるおそれがある.]
- うっ血性心不全又は不整脈のある患者[心臓の運動を促進させ,症状を悪化させるおそれがある.]
- 潰瘍性大腸炎のある患者[中毒性巨大結腸があらわれるおそれがある.]
- 高温環境にある患者[汗腺等の分泌機能を抑制するので,体温調節が障害され高熱になるおそれがある.]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック
- ショック症状(0.1%未満)があらわれることがあるので観察を十分に行い,血圧降下,顔面蒼白,脈拍の異常,呼吸抑制等があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
薬効薬理
- 臭化プリフィニウムはアトロピン様の副交感神経遮断剤で,消化器や尿路系の鎮痙作用等,末梢での副交感神経抑制作用を示すが,パパベリン様作用や中枢神経作用は示さない.
消化器系の鎮痙作用2〜5)
- 臭化プリフィニウムはモルモット,ウサギ等の摘出した胃や腸管の自動運動と,アセチルコリンによる攣縮を抑制し,また,攣縮を緩解する作用が強い.麻酔したイヌの胃,腸管の自動運動やアセチルコリン,ベタネコール,ネオスチグミン等による運動亢進も臭化プリフィニウムにより強く抑制される.これらの作用はアトロピンと同等か更に強い.また,臭化プリフィニウムは,麻酔したイヌのネオスチグミンによるオッジ筋の攣縮,及びコレシストキニンの投与又は電気刺激による胆のうの攣縮に対して抑制作用を示す.
胃液分泌抑制作用2)
- 臭化プリフィニウムはShayラットでアトロピンと同等の胃液分泌抑制作用を示す.
抗潰瘍作用2)
- 臭化プリフィニウムはラットの拘束潰瘍の形成に対してアトロピンよりやや強い抑制作用を有する.
尿路系に対する効果6)
- イヌの下腸間膜動脈内にアセチルコリンを投与したとき,あるいは骨盤神経の膀胱枝を電気刺激したときにみられる膀胱収縮に対し,臭化プリフィニウムは,アトロピンとほぼ同等の抑制効果を示す.また,イヌに臭化プリフィニウムを静注すると,尿管筋電図において波数の減少と伝播速度の促進がみられる.
その他の作用2)
- イヌの鼓索神経刺激による唾液分泌及びウサギのピロカルピン投与による唾液分泌に対し,臭化プリフィニウムはアトロピンより強くそれらを抑制するが,作用持続時間は短い.
マウス及びイヌでの実験で,臭化プリフィニウムの散瞳作用は,アトロピンに比較して約1/5で,その作用持続時間も短い.
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- 臭化プリフィニウム Prifinium bromide
化学名
- 1,1-Diethyl-3-(diphenylmethylene)-2-methylpyrrolidinium bromide
分子式
分子量
融点
性状
- 臭化プリフィニウムは白色の結晶又は結晶性の粉末で,においはない.水又はメタノールに極めて溶けやすく,酢酸(100),エタノール(95)又はクロロホルムに溶けやすく,無水酢酸又はアセトンに溶けにくく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない.希硫酸に溶ける.
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- prifinium
- 化
- 臭化プリフィニウム prifinium bromide = 臭化ピロジフェニウム pyrodifenium bromide
- 商
- パドリン
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3