- 28歳の男性。上腹部膨満感を主訴に来院した。6か月前から食後に上腹部の膨満感を自覚するようになった。自宅近くの診療所で投薬を受けたが改善せず、食事中にも症状を感じるようになったため受診した。体重減少や便通異常はなかったという。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。腸雑音は正常である。血液生化学検査、腹部超音波検査、便潜血検査および上部消化管内視鏡検査で異常を認めない。
- 最も考えられる疾患はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 76歳の男性。発熱を主訴に来院した。10年前から慢性閉塞性肺疾患のため抗コリン薬とβ2刺激薬とを吸入している。喫煙は20本/日を46年間。3日前から発熱、咳嗽および膿性痰が出現したため受診した。意識は清明。体温 38.5℃。脈拍 108/分、整。血圧 102/62mmHg。呼吸数 24/分。両側の胸部に軽度のwheezesを聴取する。白血球 8,200(桿状核好中球4%、分葉核好中球 84%、単球2 %、リンパ球 10%)。CRP 7.3mg/dL。胸部エックス線写真(別冊No. 1A)と喀痰のGram染色標本(別冊No. 1B)とを別に示す。原因菌はどれか。
[正答]
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- 23歳の初妊婦。発熱を主訴に来院した。現在、妊娠15週。3日前から下腹部の違和感と排尿時痛とを認め、昨日から38.4℃の発熱が出現した。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。体温 38.8℃。脈拍 100/分、整。血圧 118/68mmHg。呼吸数 20/分。右肋骨脊柱角に叩打痛を認める。尿Gram染色でGram陰性桿菌を認めた。
- 投与すべき抗菌薬はどれか。
[正答]
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