- 73歳の男性。左眼の視力低下と物が歪んで見えることとを主訴に来院した。症状は6か月前から始まり最近になって増悪したため受診した。矯正視力は右眼 1.2、左眼 0.3。左眼の眼底写真(別冊No. 5A)と光干渉断層像(別冊No. 5B)とを別に示す。右眼眼底に異常を認めない。
- 診断に有用な検査はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 34歳の男性。統合失調症で入院中である。3年前に統合失調症と診断され、父親の同意によって医療保護入院となった。精神症状は難治であるが、本人には統合失調症についての病識がなく精神科治療を受ける考えもないため、医療保護入院が続いている。2週前に肺癌で手術が必要と診断された。本人に伝えると「手術しないといけないのはわかるが手術は怖い。このまま癌で死んでもかまわない」と手術を拒否した。一方、父親は手術を希望した。
- 現時点での対応として適切なのはどれか。
- a 抗精神病薬を増量する。
- b 本人の意向を無視して手術を行う。
- c 手術をあきらめるように父親を説得する。
- d 患者の同意を得るための努力をさらに続ける。
- e 地域の精神保健福祉センターに判断を求める。
[正答]
※国試ナビ4※ [110B041]←[国試_110]→[110B043]
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- 救急外来で小児を診察した研修医から指導医への報告を次に示す。「3歳の男の子です。4日間発熱が続くため受診されました。体温は39.1℃で心音、呼吸音は正常、軟口蓋に出血斑を伴う発赤を認めました。両側の前頸部に1cm大のリンパ節を2個ずつ触知しました。また、体幹に粟粒大の紅色発疹を認めました。血液検査の結果は、白血球 13,000、CRP 4.5mg/dLでした」
- 研修医の報告のうち、この患児の鑑別診断において最も有用なのはどれか。
- a 体温39.1℃
- b 出血斑を伴う軟口蓋の発赤
- c 前頸部リンパ節腫脹
- d 白血球 13,000
- e CRP 4.5mg/dL
[正答]
※国試ナビ4※ [110B039]←[国試_110]→[110B041]
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