- 56歳の男性。四肢の筋けいれんを主訴に来院した。炎天下で道路工事をしていた。午後になり、気分不快とふらつきが出現し、四肢に筋けいれんが生じるようになってきたため同僚に付き添われて受診した。朝から尿が出ていないという。意識レベルはJCSⅠ-2。体温 37.2℃。脈拍 100/分、整。血圧 104/70mmHg。呼吸数 18/分。皮膚、口腔粘膜、舌および腋窩は乾燥している。頸静脈の虚脱を認める。血液生化学所見:総蛋白 8.3g/dL、アルブミン 4.5g/dL、血糖 98mg/dL、尿素窒素 46mg/dL、クレアチニン 2.0mg/dL、尿酸 7.8mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.8mEq/L、Cl 98mEq/L。
- 治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110H028]←[国試_110]→[110H030]
★リンクテーブル★
[★]
- 62歳の男性。顔面の発赤を主訴に来院した。3日前に顔面の発赤が出現した。37.2℃の発熱と顔面の熱感があり、押さえると痛みを感じた。症状が改善しないため受診した。顔面の痒み、日光過敏、関節痛および筋肉痛は自覚していない。化粧品や外用薬は使用していない。糖尿病で治療中である。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。兄が関節リウマチ。意識は清明。体温 37.5℃。脈拍 96/分、整。血圧 122/64mmHg。呼吸数 14/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。両頬部に発赤と圧痛とを認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。顔面の写真(別冊No. 2)を別に示す。
- 最も適切な治療薬はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110H029]←[国試_110]→[110H031]
[★]
- 74歳の女性。下痢と口渇とを主訴に来院した。昨夜から水様便が5回あった。同居している夫も2日前から下痢をしているという。食欲が低下し水分も十分とれないため入院治療を開始した。口腔内は乾燥し、心窩部と左下腹部とに軽い圧痛を認める。
- 入院診療録の問題指向型医療記録(POMR)においてassessment(評価)の記載に該当するのはどれか。
- a 「整腸薬を処方する」
- b 「腹部に圧痛を認める」
- c 「昨夜から下痢をしている」
- d 「細胞外液の点滴静注を行う」
- e 「ウイルス性の急性腸炎が疑われる」
[正答]
※国試ナビ4※ [110H027]←[国試_110]→[110H029]
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