- 60歳の男性。気が遠くなるようなめまいが出現したことを主訴に来院した。この症状は1週前から1日に1、2回自覚している。めまいの発作の出現は立位動作とは関係がなく、歩行中や座位でも生じるという。失神はない。高血圧症、左室肥大、胃潰瘍および脂質異常症で内服治療中である。意識は清明。身長 169cm、体重 65kg。体温 36.2℃。脈拍 60/分、整。血圧 148/82mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経学的所見に異常を認めない。血液生化学所見に異常を認めない。心電図は洞調律、心拍数 60/分でPQ時間が0.24秒(基準 0.12~0.20)である。その他に異常を認めない。胸部エックス線写真で異常を認めない。心エコーで異常を認めない。Holter心電図におけるめまい自覚時の記録(別冊No. 25)を別に示す。
- 内服を中止する必要があるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 33歳の男性。増殖前糖尿病網膜症の治療を目的とし紹介されて来院した。10年前から健康診断で尿糖陽性を指摘されていたが自覚症状がないためそのままにしていた。最近、視力低下を自覚したため自宅近くの眼科を受診した。増殖前糖尿病網膜症と診断され、紹介されて受診した。父親が糖尿病で治療中である。身長 172cm、体重 64kg。脈拍 88/分、整。血圧 176/92mmHg。尿所見:蛋白4+、糖3+。血液生化学所見:総蛋白 6.5g/dL、アルブミン 3.8g/dL、クレアチニン 1.8mg/dL、空腹時血糖 176mg/dL、HbA1c 8.5%(基準 4.6~6.2)。
- 眼科的治療を開始するとともに行うべきなのはどれか。2つ選べ。
- a 積極的な運動療法を勧める。
- b ビグアナイド薬を投与する。
- c 塩分の摂取制限を指導する。
- d 蛋白質の積極的な摂取を勧める。
- e 少量のインスリンの分割投与を開始する。
[正答]
※国試ナビ4※ [110D054]←[国試_110]→[110D056]
[★]
- 5か月の乳児。BCG接種部位が赤く腫れてきたため母親に連れられて来院した。BCG接種後2日目に接種部位が赤く腫れてきたことに気付き、日ごとに増悪したため接種後5日目に受診した。これまで成長や発達に異常を指摘されたことはない。来院時、左上腕部の接種部位に発赤と腫脹とを認め、一部膿疱様になっている。身体所見に異常を認めない。
- まず行うのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110D052]←[国試_110]→[110D054]
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