- 日齢0の新生児。常位胎盤早期剥離のため緊急帝王切開で出生した。在胎 40週、出生体重 3,285gであった。出生直後は啼泣がなく、刺激によって30秒後から不規則な呼吸が出現したが、微弱であったため1分過ぎからマスク持続気道陽圧呼吸を開始した。脈拍は出生直後 70~80/分であったが、1分後には 100/分以上となった。出生時から筋緊張は正常より低下し全身は蒼白であったが、1分半後から刺激に対して反応が見られるようになった。
- この児の1分後のApgarスコアはどれか。
[正答]
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[★]
- 47歳の女性。右趾の難治性潰瘍と高血糖のため紹介されて来院した。10年前から糖尿病の診断を受けていたが、1年ほど通院していなかった。2か月前に右趾に湯たんぽで熱傷を負い、自宅近くの診療所で処置を受けていた。難治性のため血糖を測定したところ、550mg/dLと高く、紹介されて受診した。身長 155cm、体重 62kg。血圧 156/94mmHg。顔面と下腿とに高度の浮腫を認める。腹部に血管雑音を聴取しない。尿所見:蛋白3+、潜血(-)、沈渣に上皮円柱 1個/数視野、脂肪円柱 5~9個/各視野、尿蛋白3.8g/日。血液所見:赤血球 380万、Hb 11.8g/dL、Ht 37%、白血球 5,900、血小板 36万。血液生化学所見:総蛋白 5.8g/dL、アルブミン 2.6g/dL、IgG 1,166mg/dL(基準 960~1,960)、IgA 160mg/dL(基準 110~410)、IgM 69mg/dL(基準65~350)、尿素窒素 8mg/dL、クレアチニン 0.7mg/dL、HbA1c 13.5%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 380mg/dL。免疫血清学所見:ASO 200単位(基準 250以下)。抗核抗体陰性、CH50 38.4U/mL(基準 30~40)。
- この患者の治療に有効でないのはどれか。
[正答]
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- 75歳の男性。発熱を主訴に来院した。糖尿病腎症による腎不全のため10年前から血液透析療法を受けている。1か月前、内シャントが閉塞し透析を行うためカテーテルを2週間留置した。2週前から食欲不振と微熱が出現し、昨日、血液透析後から悪寒と戦慄とを伴う38℃台の発熱が出てきたため救急外来を受診した。脈拍 100/分、不整。血圧 100/60mmHg。今までに認められなかった心尖部を最強点とするⅢ/Ⅵの収縮期雑音を聴取する。血液所見:赤血球 320万、Hb 9.0g/dL、Ht 28%、白血球 10,500、血小板 9.8万。血液生化学所見:AST 34IU/L、ALT 9IU/L、LD 231IU/L(基準 176~353)、尿素窒素 35mg/dL、クレアチニン 5.0mg/dL。CRP 14mg/dL。血液培養の検体を提出した。
- 次に行う検査はどれか。
[正答]
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