- 41歳の女性。喘鳴と呼吸困難とを主訴に来院した。1年前から感冒に罹患すると咳が長引くことが多く、一度、市販の解熱薬を服用した際に呼吸困難で、自宅近くの診療所を受診したことがあった。2日前から咽頭痛、鼻汁および発熱が出現し、その後、咳嗽、呼吸困難および喘鳴も出現した。本日の午前1時ころから呼吸困難が著明となったため、午前2時に救急外来を受診した。25歳からアレルギー性鼻炎を指摘されている。喫煙歴と飲酒歴はない。喘鳴と呼吸困難とを認めるが会話はかろうじて可能である。体温 38.2℃。SpO2 88%(room air)。両側の胸部で呼気時のwheezesを聴取する。胸部エックス線写真で異常を認めない。酸素投与を開始した。
- 次に行うべき治療はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110A028]←[国試_110]→[110A030]
★リンクテーブル★
[★]
- 75歳の男性。食欲不振と腹部膨満感とを主訴に来院した。1年前に進行胃癌で胃全摘術を受けている。術後に抗癌化学療法が行われたが、その後は通院していなかった。3週前から少しずつ食欲不振と腹部膨満感とを認め、2日前から急激に増悪した。食事摂取量は低下していたが、排便と排ガスは認めていた。身長 167cm、体重 45kg。体温 36.6℃。脈拍 84/分、整。血圧 136/80mmHg。眼球結膜は軽度貧血様である。手掌紅斑やくも状血管腫は認めない。腹部は全体に膨隆、緊満し、臍窩の平坦化、波動を認める。肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認める。腹部単純CT(別冊No. 6)を別に示す。
- 次に行うべき検査はどれか。
- a PET/CT
- b 腹水細胞診
- c 腹部単純MRI
- d 上部消化管内視鏡検査
- e 下部消化管内視鏡検査
[正答]
※国試ナビ4※ [110A029]←[国試_110]→[110A031]
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- 78歳の女性。5年前から歩行時に軽いふらつきとめまいとを自覚していた。2か月前から右難聴と耳鳴りが出現し、体動時のめまいが増悪してきたため来院した。他に神経症状を認めない。オージオグラム(別冊No. 5A)と頭部造影MRIの冠状断像(別冊No. 5B)とを別に示す。
- 今後の対応として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110A027]←[国試_110]→[110A029]
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