- 1歳6か月の男児。定期健康診査で来院した。在胎40週、身長 50cm、体重 3,100g、正常分娩で出生した。歩行は可能だが三輪車には乗れない。積み木を2、3個積める。スプーンを使った一人での食事はできない。排尿したことを伝えない。人見知りをして、親から離れて遊ぶことができない。単語を数語話すが、二語文や自分の年齢は言えない。声かけにすぐ反応するが、簡単な命令に対する行動はなく、聞かれた絵を指で示せない。
- 発達として遅れているのはどれか。
[正答]
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- 78歳の男性。悪心と腹痛とを主訴に来院した。腹痛は朝から生じ、徐々に右下腹部に移動し、増強してきたため受診した。身長 160cm、体重 54kg。体温 37.8℃。脈拍 92/分、整。血圧 148/84mmHg。呼吸数 20/分。腹部は平坦で、右下腹部に圧痛と反跳痛とを認める。血液所見:赤血球 365万、Hb 13.2g/dL、Ht 35%、白血球 12,100(桿状核好中球 10%、分葉核好中球 72%、好酸球 1%、単球 3%、リンパ球 14%)、血小板 19万。血液生化学所見:尿素窒素 18mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL。CRP 1.2mg/dL。腹部エックス線写真で異常を認めない。腹部超音波検査では腸管ガスのため所見は不明瞭であった。
- 次に行うべき検査はどれか。
- a PET/CT
- b 腹部造影CT
- c 腹部血管造影検査
- d カプセル内視鏡検査
- e 下部消化管内視鏡検査
[正答]
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- 20歳の女性。昨日、第1子を分娩し入院中である。搾乳した母乳が白色ではなく、淡黄色であることを心配している。妊娠40週3日、2,800gの女児を正常経腟分娩した。家族歴と既往歴とに特記すべきことはない。発熱はない。乳房に発赤や圧痛はない。明らかな腫瘤を触知しない。
- 説明として適切なのはどれか。
- a 「乳癌の検査が必要です」
- b 「人工乳で育てた方が良いです」
- c 「細菌培養検査で乳腺炎の確認をします」
- d 「出産後数日の母乳は淡黄色なのが普通です」
- e 「うつ乳の可能性があるので乳房マッサージが必要です」
[正答]
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