- 5か月の乳児。BCG接種部位が赤く腫れてきたため母親に連れられて来院した。BCG接種後2日目に接種部位が赤く腫れてきたことに気付き、日ごとに増悪したため接種後5日目に受診した。これまで成長や発達に異常を指摘されたことはない。来院時、左上腕部の接種部位に発赤と腫脹とを認め、一部膿疱様になっている。身体所見に異常を認めない。
- まず行うのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 60歳の男性。気が遠くなるようなめまいが出現したことを主訴に来院した。この症状は1週前から1日に1、2回自覚している。めまいの発作の出現は立位動作とは関係がなく、歩行中や座位でも生じるという。失神はない。高血圧症、左室肥大、胃潰瘍および脂質異常症で内服治療中である。意識は清明。身長 169cm、体重 65kg。体温 36.2℃。脈拍 60/分、整。血圧 148/82mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経学的所見に異常を認めない。血液生化学所見に異常を認めない。心電図は洞調律、心拍数 60/分でPQ時間が0.24秒(基準 0.12~0.20)である。その他に異常を認めない。胸部エックス線写真で異常を認めない。心エコーで異常を認めない。Holter心電図におけるめまい自覚時の記録(別冊No. 25)を別に示す。
- 内服を中止する必要があるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 55歳の男性。心窩部痛を主訴に来院した。生来健康であったが、3日前、飲酒後に心窩部痛があった。一旦軽快したが、昨夜、飲酒後に再び心窩部痛と背部痛が出現し、増悪したため受診した。意識は清明。身長 165cm、体重 58kg。体温 37.2℃。脈拍 96/分、整。血圧 146/96mmHg。呼吸数 20/分。心窩部に圧痛を認めるが反跳痛や筋性防御を認めない。腸蠕動は消失している。血液所見:赤血球 520万、Hb 14.2g/dL、Ht 45%、白血球 12,800、血小板 22万。血液生化学所見:総蛋白 7.2g/dL、アルブミン 4.5g/dL、総ビリルビン 1.1mg/dL、直接ビリルビン 0.6mg/dL、ALT 60IU/L、LD 240IU/L(基準 176~353)、アミラーゼ 1,504IU/L(基準 37~160)、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL、Na 135mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 100mEq/L。CRP 1.5mg/dL。腹部造影CT(別冊 No. 24)を別に示す。
- 鎮痛薬投与に続いて行うべき治療はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110D051]←[国試_110]→[110D053]
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