- 58歳の男性と55歳の女性の夫婦。本日午後11時に、下痢、嘔吐および腹痛を主訴に夫婦とも救急車で搬入された。夫は長期出張から午後8時に帰ったばかりであり、午後9時に夫婦揃って夕食をとった。妻によると献立は鍋物で、具材は冷凍にしておいた牡蠣、スーパーで本日午後に買った豆腐と野菜(春菊、ねぎ、もやし)であった。その他に米飯と市販の漬物と昨日妻が採った山菜の天ぷらで夫婦で同じ物を食べたという。午後10時ころより夫婦とも腹痛が出現し、症状が増悪したため救急車を要請した。
- 原因と考えられるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 27歳の女性。4日前から悪心が出現したため来院した。嘔吐はなく食事摂取はなんとか可能であるという。最終月経は6週前、月経周期は28~35日型、整。皮膚と口腔粘膜は乾燥していない。尿所見:比重 1.014、蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)。尿妊娠反応陽性。経腟超音波検査で子宮内に胎嚢を認める。
- 悪心への対応に関する妊婦への説明で適切なのはどれか。
- a 「絶食したほうがいいです」
- b 「食事は高脂肪食にしてください」
- c 「吐き気止めの薬を飲んでください」
- d 「何回かに分けて少しずつ食べてください」
- e 「ビタミンAを積極的に補給する必要があります」
[正答]
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- 1歳の男児。ボタン電池を飲み込んだことを主訴に母親に連れられて来院した。30分前に目覚まし時計で遊んでいて、突然、機嫌が悪くなった。目覚まし時計の中のボタン電池がないのに母親が気付いた。流涎と軽度の咳とを認めるが、呼吸音に異常を認めない。胸部エックス線写真(別冊No. 11)を別に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
- a 直ちに摘出する。
- b Heimlich法を行う。
- c 翌日の再診を指示する。
- d 催吐薬を投与し排出を促す。
- e 1時間後に再度エックス線写真を撮影する。
[正答]
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