- 46歳の男性。全身のしびれと悪心とを主訴に来院した。初夏のある朝、朝食にアサリの味噌汁、焼魚および山菜を食べた。アサリと魚は汽水域で採ったもの、山菜は近くの山野で採取したものである。食べて10分後に口唇がしびれるのを感じ、20分後にはしびれが全身に広がり悪心も生じたため朝食後40分して受診した。一緒に食事をした妻も口唇のしびれを訴えている。来院時、意識は清明。体温36.0℃。脈拍 84/分、不整。血圧 116/70mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98%(room air)。顔面と四肢とに知覚異常がある。瞳孔径は両側6mmで、対光反射は正常。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。腸雑音はやや亢進している。胸部エックス線写真で異常を認めない。心電図モニターで心室性期外収縮が観察されている。
- 優先すべき処置はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110E045]←[国試_110]→[110E047]
★リンクテーブル★
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- 30歳の初妊婦。妊娠35週。胎動減少を主訴に来院した。妊娠33週までの妊婦健康診査では特に異常を認めなかった。10日前から持病の腰痛のため毎日非ステロイド性抗炎症薬を含有した市販薬(貼付薬と内服薬)を使用していた。昨日から胎動が少ないという。胎児心拍数陣痛図では胎児心拍数基線は140/分で正常な基線細変動を認めるが、一過性頻脈は認めない。腹部超音波検査を開始したが、胎盤や羊水量に異常を認めない。
- 超音波検査で注意して観察すべき胎児の部位はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110E044]←[国試_110]→[110E046]
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- 42歳の女性。臭いがわかりにくいことを主訴に来院した。半年前から臭いがわかりにくくなり、また両側の鼻閉も出現してきたため受診した。左鼻腔内視鏡写真(別冊No. 7A)と副鼻腔CT(別冊No. 7B)とを別に示す。
- この患者で注意すべき合併症はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110E046]←[国試_110]→[110E048]
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