- 23歳の男性。行動の異常を心配した家族に連れられて来院した。6か月前に大学を卒業し就職した。3か月前から遅刻が目立つようになり、休みがちとなった。1か月前からは、1日中自室に閉じこもるようになった。1週前から誰かと話しているような独り言がみられ、さらに「誰かに見張られている」「数人が自分の悪口を言い合っている」とおびえるようになった。夜間眠らず、部屋の中を動き回るようになったため家族に連れられて受診した。意識は清明。神経学的所見に異常を認めない。血液生化学所見に異常を認めない。
- 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 72歳の女性。咳嗽を主訴に来院した。1か月前から咳嗽が出現し、自宅近くの診療所で投薬を受けたが改善しないため受診した。喫煙は20本/日を50年間。身長 150cm、体重 50kg。体温 36.5℃。脈拍 72/分、整。血圧 104/80mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 94%(room air)。呼吸音は右側でやや減弱している。血液所見:赤血球 422万、白血球 8,800、血小板 18万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.2g/dL、総ビリルビン 1.1mg/dL、AST 28IU/L、ALT 16IU/L、ALP 320IU/L(基準 115~359)、γ-GTP 23IU/L(基準8~50)。来院時の胸部エックス線写真(別冊No. 17A)、胸部造影CT(別冊No. 17B、C)及び気管支鏡下に行った穿刺細胞診(別冊No. 17D)を別に示す。PET/CTでは胸腔内以外に異常を認めない。
- 適切な治療はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110D042]←[国試_110]→[110D044]
[★]
- 70歳の男性。傾眠状態と見当識障害のために、かかりつけの診療所から紹介されて来院した。4か月前から食道癌に対して抗癌化学療法を行っており、1か月前からはバソプレシン拮抗薬も併用していた。この数日は全身倦怠感と食欲不振があるため、かかりつけの診療所で点滴を受けていたが、傾眠状態と見当識障害が出てきたため紹介されて受診した。問いかけに応答はできるが反応は遅く内容は必ずしも適切でない。身体所見に異常を認めない。尿所見:比重 1.012、蛋白(-)、糖(-)。血液生化学所見:アルブミン 3.9g/dL、尿素窒素 11mg/dL、クレアチニン 0.7 mg/dL、尿酸 1.3mg/dL、血糖 90mg/dL、Na 119mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 87mEq/L、Ca 9.6mg/dL。
- この患者にまず行うべき対応はどれか。
[正答]
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