- 2か月の乳児。新生児聴覚スクリーニングで両耳とも要精査となったため母親に連れられて来院した。身長、体重は正常範囲であり、両側の鼓膜に異常を認めない。サイトメガロウイルス抗体検査は陰性であった。
- まず行うべき検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [110I076]←[国試_110]→[110I078]
★リンクテーブル★
[★]
- 48歳の女性。手関節と手指の腫れを主訴に来院した。6か月前から両側の手首や手指の関節の痛みを自覚していた。市販の消炎鎮痛薬と貼付剤とで様子をみていたが改善しないため受診した。朝起きてから約1時間は手指を動かしにくい。身長 155 cm、体重 45kg。体温 36.5℃。脈拍 72/分、整。血圧 132/74mmHg。両手関節、両手示指の中手指節関節(MP関節)および近位指節間関節(PIP関節)に腫脹と圧痛とを認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球 392万、Hb 12.1g/dL、Ht 36%、白血球 8,800、血小板 45万。血液生化学所見:総蛋白 7.2g/dL、アルブミン 3.7g/dL、クレアチニン 0.7mg/dL、Na 140mEq/L、K 3.8mEq/L、Cl 103mEq/L。免疫血清学所見:CRP 2.8mg/dL、リウマトイド因子(RF) 80IU/mL(基準 20未満)、抗CCP抗体 52U/mL(基準 4.5未満)、CH50 55U/mL(基準 30~50)、抗核抗体陰性、抗SS-A抗体陰性。手の単純エックス線写真で異常を認めない。
- この患者の早期の病変評価に有用な検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [110I077]←[国試_110]→[110I079]
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- 66歳の男性。労作時呼吸困難を主訴に来院した。約1年前から労作時の息切れを自覚するようになったが、徐々に増強するため受診した。会社の健康診断で3年前から胸部エックス線写真で両側の下肺野に淡い浸潤影を指摘されていた。喫煙は現在まで20本/日を46年間。粉塵曝露の生活歴はない。意識は清明。身長 170cm、体重 65kg。体温 36.3℃。脈拍 64/分、整。血圧 130/70mmHg。呼吸数20/分。SpO2 96%(room air)。心音に異常を認めない。両側の下背部でfine cracklesを聴取する。血液所見:赤血球 430万、Hb 14.9g/dL、Ht 42%、白血球 7,300、血小板 20万。血液生化学所見:AST 28IU/L、ALT 18IU/L、LD 370IU/L(基準 176~353)、CK 42IU/L(基準 30~140)、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、KL-6 780U/mL(基準 500未満)。CRP 0.2mg/dL。胸部エックス線写真(別冊No. 26A)と胸部CT(別冊No. 26B)とを別に示す。
- この患者の検査結果で予測されるのはどれか。2つ選べ。
- a %VC低下
- b %RV上昇
- c PaCO2上昇
- d %DLco低下
- e FEV1%低下
[正答]
※国試ナビ4※ [110I075]←[国試_110]→[110I077]
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