- 32歳の女性。産後1か月の健康診査のため来院した。常勤の病棟看護師として勤務している。妊娠が判明した時点で、勤務先から非常勤の外来専属看護師になるように繰り返し強く求められたが断った。妊娠9週につわりが出現し、勤務を緩和してもらうよう医師から指導を受け、勤務時間が短縮された。妊娠23週までは4週に1回、勤務時間中に妊婦健康診査を受診していた。妊娠36週から産前休暇を取得した。現在、産後休暇中であるが、分娩後6週経過したら勤務に復帰することになっている。産後1か月の健康診査では問題がなかった。
- この女性に対する母性健康管理措置として適切でなかったのはどれか。
- a 妊娠判明時に非常勤になるように強く求めたこと
- b 妊娠9週に勤務時間の短縮を認めたこと
- c 妊娠23週まで4週に1回の勤務時間中の受診を認めたこと
- d 妊娠36週から産前休暇の取得を認めたこと
- e 分娩6週後からの勤務への復帰を認めたこと
[正答]
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[★]
- 6歳の男児。発熱を主訴に母親とともに来院した。10日前に家族で東南アジアに旅行に出かけ5日前に帰国した。4日前に発熱と咳、鼻汁、眼脂および口腔内の粘膜疹が出現した。昨日から高熱となり皮疹も出現したため受診した。意識は清明。体温 39.9℃。両側の眼球結膜は充血し、咽頭に発赤を認める。両側の頸部に径1cmのリンパ節を数個ずつ触知する。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 455万、Hb 12.7g/dL、Ht 35%、白血球 3,300(好中球 63%、好酸球1%、好塩基球0%、単球8%、リンパ球 28%)、血小板 20万。血液生化学所見:AST 12IU/L、ALT 35IU/L、LD 446IU/L(基準 176~353)。CRP 0.8mg/dL。咽頭ぬぐい液迅速検査:アデノウイルス陰性、A群β溶連菌陰性。皮膚の写真(別冊No. 7)を別に示す。
- 家族への説明で最も適切なのはどれか。
- a 「熱が下がったら登校してもよいです」
- b 「発疹が消えたら登校してもよいです」
- c 「咳が出なくなるまで登校してはいけません」
- d 「熱が下がった後3日を経過するまで登校してはいけません」
- e 「すべての発疹がかさぶたになるまで登校してはいけません」
[正答]
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- 68歳の男性。右手が使いづらいことを主訴に来院した。2年前から箸が使いづらいこと、ボタンをかけにくいことを自覚するようになり、最近は箸で食事ができなくなったため受診した。意識は清明。血圧 138/76mmHg。言語はやや流暢さを欠く。右上肢で軽度の筋強剛を認め、筋力は正常で筋萎縮はない。腱反射は右上肢で軽度亢進しており、病的反射はない。歩行はやや不安定である。手指の写真(別冊No. 6A、B)を別に示す。Aに示す形をまねるように指示すると、患者は左手ではまねることができるが右手ではBに示すようになる。
- 右手が使いづらい主な要因はどれか。
[正答]
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