- 35歳の男性。2週前からの悪寒、発熱および下痢を主訴に来院した。6か月前と2か月前に自宅近くの診療所で発熱を伴う気管支炎に対し抗菌薬投与を受け、1週程度で軽快していた。体重が6か月で 10kg減少している。意識は清明。身長168cm、体重 50kg。皮膚、口唇および口腔粘膜は乾燥し、舌と口腔粘膜とに白苔を広汎に認める。腹部は平坦で、全体に軽度の圧痛を認めるが、筋性防御は認めない。血液所見:赤血球 560万、Hb 16.0g/dL、Ht 48%、白血球 12,200(好中球 77%、好酸球 5%、好塩基球 1%、単球 12%、リンパ球 5%)、血小板 34万。CRP 12mg/dL。
- 初期の対応として適切なのはどれか。3つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [110A057]←[国試_110]→[110A059]
★リンクテーブル★
[★]
- 50歳の男性。2か月前から続く下痢と粘血便とを主訴に来院した。1週前から1日に6、7回の粘血便を認めている。海外渡航歴はない。身長 164cm、体重 54kg。体温 37.8℃。脈拍 88/分、整。血圧 120/60mmHg。眼瞼結膜は軽度貧血様である。内視鏡検査では結腸に多発性のびらんと潰瘍とを認める。採取された結腸粘膜生検組織のH-E染色標本(別冊No. 24A、B)を別に示す。
- 本標本に認められる所見はどれか。3つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [110A058]←[国試_110]→[110A060]
[★]
- 55歳の男性。左眼の飛蚊症と視野異常とを主訴に来院した。1週前から多数の黒いものが飛んでいるのが見え、昨日から下鼻側視野の欠損を自覚した。矯正視力は右 1.2、左 0.9、眼圧は右 14mmHg、左 11mmHg。眼底写真(合成による広角撮影像)(別冊No. 23)を別に示す。
- 治療法はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [110A056]←[国試_110]→[110A058]
[★]