- 76歳の男性。背部痛と右上下肢の脱力とを主訴に来院した。今朝、午前7時ころ突然の背部から左頸部へ移動する痛みを自覚した。その後、徐々に疹痛が緩和してきたため、消炎鎮痛薬の貼付剤で様子をみていた。10分程して右上肢の脱力も出現した。ソファで休もうとしたところ、右下肢にも脱力があることに気付いた。横になって約30分でいずれの症状も改善したが、心配した家族とともに午前10時に受診した。高血圧症と糖尿病で内服治療中である。意識は清明。身長 172cm、体重 68kg。体温 36.5℃。脈拍 88/分、整。右上肢血圧 136/70mmHg、左上肢血圧 110/62mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 98%(room air)。神経学的所見に異常を認めない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110F015]←[国試_110]→[110F017]
★リンクテーブル★
[★]
- 38歳の男性。全身の筋肉痛と倦怠感とを主訴に来院した。生来健康だったが、半年ほど前に脂質異常症であることが判明し、自宅近くの診療所で内服治療を行っていた。3か月前から治験に参加し、治験担当医でもあるかかりつけ医から治験薬を投与されていた。3日前から全身に軽度の筋肉痛があり倦怠感が出てきたため、夕食後に総合病院の救急外来を受診した。血液生化学所見:CK 400IU/L(基準 30~140)、尿素窒素 20mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL。治験担当医に連絡をしようとしているときに、患者から「今日の夕食後の治験薬をまだ飲んでいないがどうすれば良いか」と質問された。
- 救急外来の医師の対応として適切なのはどれか。
- a 「内服を寝る前に変更してください」
- b 「いつもの時間で内服してください」
- c 「鎮痛薬と一緒に内服してください」
- d 「明日の朝食後から内服してください」
- e 「担当医と連絡がとれるまで内服しないでください」
[正答]
※国試ナビ4※ [110F016]←[国試_110]→[110F018]
[★]
- 成人の栄養状態評価に用いられる皮下脂肪厚の計測部位はどれか。
- a 母指球
- b 顎下正中
- c 額部正中
- d 下腿後面
- e 上腕伸側
[正答]
※国試ナビ4※ [110F014]←[国試_110]→[110F016]
[★]