- 11歳の男児。転倒して頭部を受傷したために母親に連れられて来院した。30分前にプールサイドで転倒し右の側頭部から頭頂部を段差の角に打ち付けたとのことである。来院時、意識は清明。体温 36.2℃。脈拍 92/分、整。血圧 118/80mmHg。呼吸数 20/分。右の側頭部の頭皮に出血を伴う挫傷がある。神経学的所見に異常を認めない。来院時の頭部エックス線写真(別冊No. 2A)と頭部単純CT(別冊No. 2B)とを別に示す。その後、外来で頭皮挫傷の消毒処置を行っていたところ、意識障害が急速に進行し、JCSⅢ-100、左瞳孔の散大と対光反射消失とをきたしたため、気道、呼吸および循環の補助を開始した。
- この時点で直ちに行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110C021]←[国試_110]→[110C023]
★リンクテーブル★
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- 36歳の男性。事務職。不眠を主訴に来院した。半年ほど前から寝つけない、熟睡感がないと感じている。1か月前から昼間に眠くなって集中力が続かなくなっていた。生活習慣として、就寝前、3~4時間以内にコーヒーを飲み、睡眠薬代わりに寝酒を飲み、眠くなるまでテレビを見て深夜を過ごしている。平日は起床後にしっかりと朝食をとっているが、休日は睡眠不足を補おうと3~4時間朝寝坊している。
- 生活指導において継続を勧めるべき習慣はどれか。
- a 就寝前、3~4時間以内にコーヒーを飲む。
- b 睡眠薬代わりに寝酒を飲む。
- c 眠くなるまでテレビを見る。
- d しっかりと朝食をとる。
- e 休日は朝寝坊する。
[正答]
※国試ナビ4※ [110C022]←[国試_110]→[110C024]
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- 62歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。1か月前に労作時呼吸困難が出現し増強してきたため受診した。喫煙は30本/日を40年間。体温 36.4℃。脈拍 104/分、整。血圧 132/86mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 94%(room air)。呼吸時に胸郭の動きに左右差を認める。心音に異常を認めず、呼吸音は左肺で減弱している。左胸部の打診は濁音を呈している。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110C020]←[国試_110]→[110C022]
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