- 55歳の女性。数日前から右耳痛があり、今朝から右顔面神経麻痺とめまいが出現したため来院した。身長 160cm、体重 52kg。体温 36.8℃。両側の鼓膜に異常を認めない。血液所見:赤血球 420万、白血球 6,000。CRP 0.3mg/dL。オージオグラムでは右耳に中等度の感音難聴を認める。初診時の右耳介の写真(別冊No. 19)を別に示す。その他に神経症状を認めない。
- 患者への説明として正しいのはどれか。
- a 「細菌が入りました」
- b 「中耳炎が原因です」
- c 「ウイルスが原因です」]
- d 「脳の血管が閉塞しています」
- e 「悪性腫瘍の可能性があります」
[正答]
※国試ナビ4※ [110D046]←[国試_110]→[110D048]
★リンクテーブル★
[★]
- 77歳の男性。易転倒性と認知症とを主訴に来院した。1年前から歩行速度が遅くなっていた。1か月前から転倒や物忘れも出てきたため、心配した家族に連れられて受診した。意識は清明。体温 36.4℃。脈拍 72/分、整。血圧 148/82mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98%(room air)。Mini-Mental State Examination(MMSE)は22点(30点満点)。上下肢の筋力と腱反射とに異常を認めない。病的反射と感覚障害とを認めない。歩行はすり足、小刻みで、歩隔は広い。頭部MRIのT1強調冠状断像(別冊No. 18)を別に示す。
- 治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110D045]←[国試_110]→[110D047]
[★]
- 16歳の男子。鼻出血を主訴に来院した。2か月前から大量の鼻出血を繰り返しており、右の鼻閉もある。頬部痛や鼻漏はなく、視覚異常や体重減少もない。血液所見と血液生化学所見とに異常を認めない。右鼻腔内視鏡写真(別冊No. 20A)、副鼻腔造影CT(別冊No. 20B、C)及び手術時に摘出した組織のH-E染色標本(別冊 No. 20D)を別に示す。
- 考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110D047]←[国試_110]→[110D049]
[★]