- 21歳の男性。左眼瞼の腫れと痛みとを主訴に救急外来を受診した。野球の試合中、打球が左眼部に直撃したという。左の眼瞼の腫脹と皮下出血とを認める。眼球結膜下に出血を認める。眼窩部CTで左眼窩底骨折と同部への眼窩脂肪組織の嵌頓とを認めるが眼球像には異常を認めない。
- この患者にみられる視機能異常はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 35歳の男性。日中の眠気とだるさとを主訴に来院した。1年前から仕事が忙しくなり、午後11時近くまで仕事をするようになった。睡眠による休息感が得られない状態が続き、2か月前から起床時に口渇や頭痛を感じることが多く、日中の眠気とだるさを感じるようになった。仕事が忙しくなってから、帰宅後に夜食を食べることが多くなり、体重は6か月で8kg増加した。午前1時までには就床し、午前8時に起床する。家族からは大きないびきと無呼吸とを指摘されている。身長170cm、体重 82kg。脈拍 72/分、整。血圧 146/86mmHg。
- 患者への説明として適切なのはどれか。
- a 「早寝早起きに生活を変えましょう」
- b 「減量のため栄養指導を受けましょう」
- c 「就寝前に水をコップ2杯飲みましょう」
- d 「睡眠薬で深く眠れるようにしましょう」
- e 「ストレスを和らげるために抗不安薬を服用しましょう」
[正答]
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- 55歳の女性。飛び降りによる腹部外傷のため救急車で搬入された。1か月前に胃癌と診断され、ここ数日は絶望して気持ちが不安定になっていた。今朝、自宅マンションの8階から飛び降りて受傷した。大量の腹腔内出血があり救命のためには速やかな開腹止血術が必要である。ショック状態で患者の意識はなく、意思の表示はできない。患者本人は以前から癌に対する手術治療を拒否していたが、救急車で付き添って来た夫は開腹止血術や救命治療を希望している。
- リスボン宣言に基づく対応はどれか。
- a 速やかに開腹止血術を行う。
- b 開腹止血術以外の方法で経過をみる。
- c 院内倫理委員会を開催するよう要請する。
- d 本人と配偶者との意見が異なるため、他の家族の意見を待つ。
- e 多職種カンファレンスで方針を決定するまで治療を行わない。
[正答]
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