- 30歳の1回経産婦。妊娠28週の妊婦健康診査のため来院した。3週前に幼稚園に通う4歳の息子に皮疹が出現したため、かかりつけ医を受診したところ頬部の紅斑と手足のレース様紅斑とを認めると言われた。幼稚園では同じ疾患が流行していた。超音波検査で、児の発育は正常であるものの胎児に胸水と皮下浮腫とを認めた。
- 血流速度計測を行うべき胎児血管はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110G041]←[国試_110]→[110G043]
★リンクテーブル★
[★]
- 80歳の男性。要介護2。糖尿病の増悪に対する血糖コントロールと認知症の精密検査のため入院中である。担当医の許可なく病院から外出することがあり、病気の理解度が非常に低い。現在は高齢の妻と2人暮らしで、子供はいない。夫婦とも退院後は自宅で暮らすことを希望している。身体に麻痺などの障害はない。退院後もインスリン注射、経口血糖降下薬および抗認知症薬による継続治療が必要である。インスリン注射手技は妻が習得したが自信がないという。患者本人、妻、その他の家族、ケアマネジャー、医療ソーシャルワーカー、医師および看護師を含む多職種カンファレンスの結果、自宅へ戻ることになった。
- 退院時に優先して手配を考慮すべき地域サービスはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110G042]←[国試_110]→[110G044]
[★]
- 45歳の男性。38℃を超える発熱、下痢、筋肉痛および全身倦怠感が出現したため、自宅から診療所に電話で相談してきた。2週前まで仕事でエボラ出血熱の発生国に滞在していたという。帰国時の体調は良好であった。既往歴に特記すべきことはない。一人暮らしである。
- 医師の指示として適切なのはどれか。
- a 「直ちに最寄りの保健所に連絡し自宅で待機してください」
- b 「市販薬を購入して自宅で安静にしてください」
- c 「直ちに大学病院を受診してください」
- d 「そのまま自宅で安静にしてください」
- e 「直ちに来院してください」
[正答]
※国試ナビ4※ [110G040]←[国試_110]→[110G042]
[★]