- 60歳の男性。昨日からの飛蚊症と視野異常とを訴えて来院した。眼底検査によって網膜剥離が認められたため、局所麻酔で手術を予定した。麻酔直後から著しい眼球突出をきたし、手術は不可能であった。この麻酔法の刺入時の写真と刺入後の写真とを以下に示す。
- この患者の麻酔合併症はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 72歳の女性。早朝に大量の新鮮血下血を認めたため来院した。顔面蒼白で眼瞼結膜に貧血を認めた。腹部は平坦、軟で、腸雑音は正常であった。脈拍120/分、整。血圧112/70mmHg。緊急大腸内視鏡検査で多数の憩室を認めたが、多量の新鮮血のため出血源は不明であった。Hb7.2g/dlであったため赤血球濃厚液輸血を行った。しかし、血圧が70/30mmHgまで低下したため腹部血管造影を行った。上腸間膜動脈から分岐する右結腸動脈の選択的造影写真動脈相と毛細血管相とを以下に示す。
- 引き続いて行う最も適切な経動脈的治療法はどれか。
[正答]
D
- 動脈相の矢印で認められた出血が毛細血管相で拡散して認められる。出血の拡散を意味する。
※国試ナビ4※ [097I042]←[国試_097]→[097I044]
[★]
- 24歳の未産婦。性器出血と下腹部痛とを訴えて来院した。月経周期は順調であったが、今回3週間の月経遅延があった。内診所見では子宮は鶏卵大、軟で、右付属語領域に超鳩卵大の腫瘤を触れ圧痛を伴った。血液所見:赤血球250万、Hb7.5g/dl、Ht22%、白血球8.500、血小板12万。経膣超音波検査では子宮内に胎嚢を認めず、腹腔内に多量の出血を疑ったため開腹手術を行なった。開腹時、腹腔内に600mlの出血を認め、右卵管膨隆部が破裂し出血が持続していた。左側卵巣と卵管とに異常を認めない。
- 適切な処置はどれか。
- a. 両側卵管切除術
- b. 右側付属器摘出術
- c. 右側卵管切除術
- d. 右側卵管結紮術
- e. 右側卵巣提索結紮術
[正答]
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