- 19歳の女性。交通事故で大腿骨骨折のため近医に入院した。この病院には産婦人科はない。入院後下腹部痛を訴えたため産婦人科医に往診を依頼した。超音波検査で予宮内に心拍のある胎児を認め、妊娠12週相当の切迫流産と診断された。患者は妊娠中絶を希望している。
- この患者の人工妊娠中絶について正しいのはどれか。
- a. 産婦人科医であれば施行できる。
- b. 患者の親権者の同意があれば施行できる。
- c. 完備した手術室があれば母体保護法指定医が往診し施行できる。
- d. 胎児に明らかな奇形を認めれば母体保護法指定医でなくても施行できる。
- e. 胎児心拍が停止すれば母体保護法指定医でなくても施行できる。
[正答]
※国試ナビ4※ [097I003]←[国試_097]→[097I005]
★リンクテーブル★
[★]
- 28歳の男性。半年後に米国への転勤が決まり、渡米にあたり医療面でどのような準備をしたらよいかという助言を求めて訪れた。妻(26歳)と子供(1歳6か月)とを同伴する。既往歴には特記すべきことはない。男性の父親が糖尿病で治療中である。
- まず最初に準備するよう助言するのはどれか。
- a. 米国での医療保険の加入
- b. 米国でのかかりつけ医の選定
- c. 渡米前の家族3人の一般健康診査
- d. 本人の経ロブドウ糖負荷試験
- e. 子供の予防接種計画
[正答]
※国試ナビ4※ [097I002]←[国試_097]→[097I004]
[★]
- A市市役所の保健衛生担当課長が、その市を所管する保健所長を訪ねた。課長の話によると、近年市内在住者からの大腸癌死亡者が増えた。また、大腸癌死亡率も近隣の市町村より高いように思うという。
- 事実確認のため保健所長がまず行うのはどれか。
- a. 禁煙対策の強化
- b. 市民の食事調査
- c. 身体活動目標値の設定
- d. 管内の大腸癌年齢調整死亡率の算出
- e. 市内全病院からの大腸癌患者情報収集
[正答]
※国試ナビ4※ [097I004]←[国試_097]→[097I006]