- 2歳の男児。1歳5か月ころから時々高熱をきたし、尿路感染症の診断で治療を受けていた。昨日夜から38℃台の発熱があり、軽快しないため来院した。尿所見:蛋白 1+、糖 (-)、潜血 1+、沈渣に赤血球 1~4/HPF、白血球 50~99/HPF。血液所見:赤血球 488万、Hb 12.4g/dL、Ht 37%、白血球 14,800、血小板 30万。血液生化学所見:総蛋白 6.9g/dL、AST 29U/L、ALT 18U/L、尿素窒素 9mg/dL、クレアチニン 0.5mg/dL。CRP 8.6mg/dL。尿沈渣のGram染色でGram陰性桿菌を認めた。急性腎盂腎炎と診断し、抗菌薬で治療を行った。解熱後の排尿時膀胱尿道造影像(別冊No. 19)を別に示す。
- 適切な治療法はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 72歳の男性。6か月前からの頻尿を主訴に来院した。1日に何度もトイレに行きたくなることがあるが、咳やくしゃみをしたときに尿が漏れることはない。1か月前から排尿時の違和感を感じるようになり、軽快しないため受診した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。尿所見:蛋白 (-)、糖 (-)、潜血 1+、沈渣は赤血球 5~9/HPF、白血球 5~9/HPF。血液所見:赤血球 442万、Hb 14.0g/dL、Ht 40%、白血球 7,400、血小板 24万。血液生化学所見:総蛋白 6.9g/dL、アルブミン 4.3g/dL、総ビリルビン 1.2mg/dL、AST 21U/L、ALT 15U/L、尿素窒素 22mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL、尿酸 8.6mg/dL、血糖 94mg/dL、総コレステロール 192mg/dL、Na 142mEq/L、K 4.6mEq/L、Cl 106mEq/L。腹部超音波検査で水腎症を認めない。腹部エックス線写真(別冊 No.20A)及び腹部単純CT(別冊No.20B)を別に示す。砕石術を行ったところ、赤レンガ色の結石を排出した。
- 再発予防に有効な薬剤はどれか。
[正答]
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- 43歳の男性。健診で白血球増多を指摘され来院した。自覚症状は特にない。体温 36.5℃。脈拍 84/分、整。血圧 136/76mmHg。表在リンパ節を触知しない。左肋骨弓下に脾を3cm触知する。血液所見:赤血球 430万、Hb 12.8g/dL、Ht 42%、白血球 35,000(骨髄芽球 2%、前骨髄球 2%、骨髄球 5%、後骨髄球 7%、桿状核好中球 4%、分葉核好中球 60%、好酸球 8%、好塩基球 7%、リンパ球 5%)、血小板 35万。血清ビタミンB12 8,600pg/mL(基準 250~950)。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本(別冊No. 18A)、骨髄細胞染色体分析(別冊No. 18B)及び末梢血好中球bcr/abl遺伝子のFISH解析(別冊No. 18C)を別に示す。
- 治療薬はどれか。
[正答]
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