- 1歳の男児。発熱と頸部の腫脹が出現したため、両親に連れられて来院した。日前から39℃台の発熱が続き、今朝から頸部の腫脹に気付いたため来院した。体温 39.2℃。心拍数 144/分、整。呼吸数 40/分。眼球結膜に充血を認める。両側の頸部に複数のリンパ節を触知する。前胸部、手掌および足底に紅斑を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。右肋骨弓下に肝を2cm、左肋骨弓下に脾を1cm触知する。血液所見:赤血球 394万、Hb 10.5g/dL、Ht 33%、白血球 17,400(桿状核好中球 8%、分葉核好中球 71%、好酸球 2%、好塩基球 0%、単球 4%、リンパ球 15%)、血小板 43万。血液生化学所見:総蛋白 6.2g/dL、AST 35U/L、ALT 23U/L、LD 450U/L(基準 202~437)。CRP 6.7mg/dL。口唇の写真(別冊No. 25)を別に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 70歳の女性。胸の重苦しさと息苦しさを主訴に来院した。1週間前から、朝の犬の散歩中に胸の重苦しさと息苦しさを自覚するようになったが、2~3分の休息で症状が消失していた。本日、午前9時から同症状が出現し持続するため、午前10時に家族とともに受診した。65歳時に高血圧症と脂質異常症を指摘されたが、定期的な通院は行っていない。家族歴に特記すべきことはない。喫煙歴はない。身長 156cm、体重 60kg。体温 36.2℃。脈拍 84/分、整。血圧 116/78mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 99%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。胸部エックス線写真に異常を認めない。12誘導心電図でV2、V3、V4でST低下を認める。心エコー検査で左室前壁の壁運動低下を認めるが、心嚢液の貯留を認めない。
- 最も可能性が高いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A060]←[国試_113]→[113A062]
[★]
- 62歳の男性。血糖コントロールと腎機能の悪化のため来院した。20年前から2型糖尿病で自宅近くの診療所でスルホニル尿素薬の内服治療を受けている。5年前から血糖コントロールが徐々に悪化し、血清クレアチニンも上昇してきたため、紹介されて受診した。身長 165cm、体重 76kg。脈拍 84/分、整。血圧 168/62mmHg。両眼に増殖性網膜症を認める。両下腿に軽度の浮腫を認める。アキレス腱反射は両側消失。尿所見:蛋白 2+、糖 2+、ケトン体 (-)。血液所見:赤血球 395万、Hb 11.2g/dL、Ht 32%、白血球 5,500、血小板 22万。血液生化学所見:尿素窒素 40mg/dL、クレアチニン 3.2mg/dL、空腹時血糖 226mg/dL、HbA1c 10.8%(基準 4.6~6.2)。
- 糖尿病治療について最も適切な対応はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A058]←[国試_113]→[113A060]
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