- 英
- basophil (Z), basophils
- 同
- 好塩基性顆粒球 basophilic granulocyte
- 関
- 顆粒球、白血球
組織学
- 好塩基性色素(メチレンブルー(紫))に染まる顆粒を有する
- ヒスタミンなどのケミカルメディエーターを含む
- 好塩基性色素(酸性の成分を染める)で染まるのは、ヘパリン or コンドロイチン硫酸を含むため?(いずれも硫酸基を含む) ← basophilic and metachromaticの理由
- FcεRIを有する
顆粒
基準値
機能
- 肥満細胞と同じような機能を果たす。
- 肥満細胞と共にI型アレルギーの開始に関与する
- 好塩基球は血液中に存在。肥満細胞は肥満細胞は結合組織や粘膜に存在。
- 由来は異なる
- FcεRIに結合したIgEを介してアレルゲンを結合し、ケミカルメディエーターを放出
- 好塩基球はI型アレルギーの際に増加しない (⇔好酸球)
臨床関連
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/11/01 19:11:42」(JST)
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好塩基球(こうえんききゅう)とは、白血球の中で、普通染色の塩基性色素により暗紫色に染まる大型の顆粒(好塩基性顆粒)をもつものをいい、直径10~15μm。一般に好塩基球はウサギを除き、その数は少ない。正常のヒトで白血球の0.5%含まれている。この顆粒は、メチレンブルーやトルイジンブルー(英語版)などの塩基性色素の本来の色調である青色ではなく暗紫色に染まり、これを異染体という。
働き
好塩基球は、様々な炎症性反応に関わっており、特にアレルギー反応を起こすのに重要な役割を果たしている。 例えば、体表面に寄生する寄生虫(外部寄生虫)による感染箇所には、好塩基球が多く存在しており、感染とアレルギー反応の両方に関与している。
細胞の表面にはIgEに結合するレセプター (FcεRI)が存在しており[1][2]、IgEの結合した抗原に反応して、顆粒を放出する。
好塩基球の顆粒の中には、ヒスタミン、セロトニンなどの血管作動性アミン、ヘパリンの血液凝固阻害、ヒアルロン酸の細胞接着分子である糖タンパク質が含まれている。 アレルギー反応の際には、このヒスタミンが放出され、アナフィラキシーショック・じんましん・気管支喘息などを引き起こすとされている。
また、IgE依存性の慢性アレルギー症状(抗原投与から3~4日をピークとする)において、炎症の誘導について中心的な役割を担っていると推定される[3]。
その他、生体の免疫機能に関与していると考えられるが、はっきりとした存在意義は未だ研究途上である。
関連項目
参考文献
- ^ Ochiai K, Wang B, Rieger A, Kilgus O, Maurer D, Födinger D, Kinet J, Stingl G, Tomioka H (1994). "A review on Fc epsilon RI on human epidermal Langerhans cells". Int Arch Allergy Immunol. 104. Suppl 1 (1): 63–4. doi:10.1159/000236756. PMID 8156009.
- ^ Prussin C, Metcalfe D (2006). "5. IgE, mast cells, basophils, and eosinophils". J Allergy Clin Immunol 117 (2 Suppl Mini-Primer): S450–6. doi:10.1016/j.jaci.2005.11.016. PMID 16455345.
- ^ 江川真由美,烏山一 (2012) 好塩基球研究のアップデート実験化学 30(6),905-911.
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骨髄系統 - 血液 (白血球 · 赤血球 · 血小板) |
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造血幹
細胞
HSC |
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骨髄芽球 → 前骨髄球 → 骨髄球 → 後骨髄球 → 桿状核球 → 分葉核球(好中球)
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マクロファージ
|
組織球 - クッパー細胞 - 肺胞マクロファージ - 小膠細胞 - 破骨細胞 - 類上皮細胞 - 巨細胞 (ラングハンス巨細胞、 異物巨細胞、 トートン型巨細胞)
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CFU-DL
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樹状細胞 - ランゲルハンス細胞
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共通
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骨髄性単球
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CFU-Baso
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骨髄芽球 → 好塩基性前骨髄球 → 好塩基性骨髄球 → 好塩基性後骨髄球 → (好塩基球)
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|
CFU-Eos
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骨髄芽球 → 好酸性前骨髄球 → 好酸性骨髄球 → 好酸性後骨髄球 → 好酸性桿状核球 → 好酸性分葉核球 (好酸球)
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|
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MEP
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CFU-Meg
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巨核芽球 · 巨核球 · 血小板
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CFU-E
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赤芽球 · 網赤血球
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CFU-Mast
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肥満細胞前駆体
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| 非細胞 |
血漿
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Japanese Journal
- O32-7 小児アレルギー疾患の末梢血好塩基球及び樹状細胞における高親和性IgE受容体(FcεRI)発現の検討第2報(O32 遺伝子多型,口演,第61回日本アレルギー学会秋季学術大会)
- 鈴木 竜洋,西山 千春,原 むつ子,大塚 宜一,清水 俊明,奥村 康
- アレルギー 60(9・10), 1410, 2011-10-10
- NAID 110008912499
- O29-9 スギ抗原刺激によるヒト好塩基球からのサイトカイン産生と鼻粘膜由来線維芽細胞からのTSLP産生(O29 マスト細胞(肥満細胞)・好塩基球,口演,第61回日本アレルギー学会秋季学術大会)
- 山田 武千代,窪 誠太,伊藤 有未,扇 和弘,意元 義政,鈴木 弟,坂下 雅文,山本 英之,藤枝 重治
- アレルギー 60(9・10), 1405, 2011-10-10
- NAID 110008912481
- O29-8 培養細胞を用いたアレルギー試験(EXiLE法)への抗アレルギー薬の影響(O29 マスト細胞(肥満細胞)・好塩基球,口演,第61回日本アレルギー学会秋季学術大会)
Related Links
- 好塩基球(こうえんききゅう)とは、白血球の中で、普通染色の塩基性色素により暗紫色 に染まる大型の顆粒(好塩基性顆粒)をもつものをいい、直径10~15μm。一般に好 塩基球はウサギを除き、その数は少ない。正常のヒトで白血球の0.5%含まれている。
- 末梢血内には顆粒球・リンパ球・単球があり、顆粒球はギムザ染色による染色のされ方 の違いによって好中球、好酸球、好塩基球 ... 組織内には単球の分化が進み組織ごとに 適応し、異物の呑食・不要になった体細胞の処理、体液性免疫細胞への抗原提示、 ...
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[★]
- 次の文を読み、50~52の問いに答えよ。
- 43歳の男性。発熱を主訴に来院した。
- 現病歴:半年前から全身倦怠感を自覚していた。1か月前から37℃前半の微熱と乾性咳嗽とが出現した。2週前に自宅近くの診療所を受診し総合感冒薬を処方されたが改善しなかった。そのころから体温は38℃を超えるようになり、1週前から階段昇降時に呼吸困難を自覚するようになった。精査のため診療所から紹介されて受診した。
- 既往歴:22歳時にB型急性肝炎。35歳時に帯状疱疹。
- 生活歴:会社員。独身。一人暮らし。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親がうつ病で通院治療中。
- 現症:意識は清明。身長173cm、体重58kg(半年前は68kg)。体温 38.6℃。脈拍 96/分、整。血圧 104/58mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 94%(room air)。前額と鼻唇溝とに黄白色の鱗屑を伴う紅斑を認める。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内に多発する白苔を認める。頸静脈の怒張を認めない。径1~2cmのリンパ節を右頸部に7個、左頸部に5個触知する。心音に異常を認めない。両側の胸部にfine cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。腸雑音は正常である。下腿に浮腫を認めない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 454万、Hb 15.1g/dL、Ht 42%、白血球 3,100、血小板 12万。血液生化学所見:総ビリルビン 0.9mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL。免疫血清学所見:CRP 0.6mg/dL、β-D-グルカン 486pg/mL(基準 10以下)。動脈血ガス分析(room air):pH 7.47、PaCO2 34Torr、PaO2 76Torr、HCO3- 24mEq/L。胸部エックス線写真(別冊No. 6A)と胸部CT(別冊No. 6B)とを別に示す。
- この患者の白血球分画で割合が減少しているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109B049]←[国試_109]→[109B051]
[★]
- 58歳の女性。頭重感を主訴に来院した。 10年前から時々洗顔時に鼻出血をきたすことがあったが、そのままにしていた。 3か月前からふらつきを自覚するようになった。 1週前から頭重感を自覚し、次第に増悪してきたため受診した。 32歳時に喀血したことがある。父と弟も、若年のころから鼻出血を繰り返していたという。
- 意識は清明。身長156cm、体重55kg。体温36.6℃。脈拍92/分、整。血圧108/80mmHg。呼吸数14/分。 SpO2 92 %(roomair)。眼瞼結膜に貧血を認めない。舌尖に小出血斑の点在を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。
- 神経学的所見に異常を認めない。血液所見:赤血球498万、 Hb14.9g/dl、 Ht42%、白血球5,200(桿状核好中球10%、分葉核好中球42%、好酸球2%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球39%)、血小板22万、 PT115%(基準80-120)。 CRP0.2mg/dl。動脈血ガス分析(自発呼吸、 room air) : pH7.42、 PaCO2 32Torr、 PaO2 62Torr、HCO3" 20mEq/l。心電図に異常を認めない。胸部エックス線写真で両側肺野に異常陰影を認める。胸部単純CT(別冊No. 10)を別に示す。
- この疾患の主な病態として正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A031]←[国試_106]→[106A033]
[★]
- 43歳の男性。健診で白血球増多を指摘され来院した。自覚症状は特にない。体温 36.5℃。脈拍 84/分、整。血圧 136/76mmHg。表在リンパ節を触知しない。左肋骨弓下に脾を3cm触知する。血液所見:赤血球 430万、Hb 12.8g/dL、Ht 42%、白血球 35,000(骨髄芽球 2%、前骨髄球 2%、骨髄球 5%、後骨髄球 7%、桿状核好中球 4%、分葉核好中球 60%、好酸球 8%、好塩基球 7%、リンパ球 5%)、血小板 35万。血清ビタミンB12 8,600pg/mL(基準 250~950)。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本(別冊No. 18A)、骨髄細胞染色体分析(別冊No. 18B)及び末梢血好中球bcr/abl遺伝子のFISH解析(別冊No. 18C)を別に示す。
- 治療薬はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D047]←[国試_113]→[113D049]
[★]
- 次の文を読み、37、38の問いに答えよ。
- 57歳の男性。発作性の喘鳴を主訴に来院した。
- 現病歴 : 1週前から微熱、咳、痰および発作性の喘鳴が出現し、市販の感冒薬を服用したが改善せず、呼吸困難が増強した。
- 既往歴 : 2年前から降圧薬を服用している。喫煙歴はない。
- 現症 : 意識は清明。体温37.0℃。脈拍92/分、整。心音と呼吸音とに異常を認めない。
- 検査所見 : 血液所見:赤血球441万、Hb 15.0g/dl、Ht 45%、白血球 10,200、血小板 18万。血液生化学所見に異常を認めない。免疫学所見:CRP 1.2mg/dl。ツベルクリン反応陽性。胸部エックス線写真と喀痰のMay-
- Giemsa染色標本とを以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [103H036]←[国試_103]→[103H038]
[★]
- 70歳の男性。定期健康診断で検査値の異常を指摘されたため来院した。 1年前に脳梗塞の既往がある。心音と呼吸音とに異常を認めない。肝・脾を触知しない。
- 血液所見:赤血球468万、 Hb13.9g/dl、 Ht42%、白血球12,300(桿状核好中球30%、分葉核好中球45%、好酸球1%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球17%)、血小板250万。骨髄検査では線維化を認めず、染色体は正常核型である。末梢血塗抹may-giemsa染色標本(別冊No. 5A)と骨髄生検のH-E染色標本(別冊No. 5B)とを別に示す。
- 診断として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A026]←[国試_106]→[106A028]
[★]
- 28歳の男性。息切れと空咳とを主訴に来院した。3か月前から体重減少と倦怠感とが出現し、1週前から息切れと空咳とを自覚している。身長172cm、体重54kg。体温37.6℃。呼吸数20/分。脈拍92/分、整。血圧96/62mmHg。口腔内に多発する白苔を認める。血液生化学所見:総蛋白 6.0g/dl、アルブミン 3.2g/dl、LD 384IU/l(基準176-353)、免疫学所見:CRP 12.4mg/dl、β-D-グルカン 118pg/ml(基準10以下)、HTLV-1抗体陰性。胸部エックス線写真で両側肺野に淡いすりガラス陰影を認める。
- この患者の白血球分画で著明に減少している可能性が高いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105G042]←[国試_105]→[105G044]
[★]
- 48歳の女性。主婦。咳と息切れとを主訴に8月中旬に来院した。3週前から乾性の咳と階段を上る際の息切れとが出現した。近医で抗菌薬の投与を受けたが改善せず、さらに症状は悪化している。喫煙歴はない。白血球 5,200(好中球52%、好酸球 3%、好塩基球 1%、単球6%、リンパ球 38%)。IgG 2,300mg/dl(基準960~1,960)。ツベルクリン反応陰性。
- この検査所見に直接関与する細胞はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [103E044]←[国試_103]→[103E046]
[★]
- 50歳の男性。感冒様症状を主訴に来院した。1週前から咳、痰および37℃台の発熱が出現し、市販の感冒薬を内服したが改善しなかった。喫煙歴は60本/日を20年間。意識は清明。身長168cm、体重55kg。体温37.6℃。脈拍84/分、整。血圧128/72mmHg。顔面と四肢とは紅潮している。心音と呼吸音とに異常を認めない。
- 血球検査で増加が予想されるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [103G046]←[国試_103]→[103G048]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [099D040]←[国試_099]→[099D042]
[★]
- 白血球と機能の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [101B036]←[国試_101]→[101B038]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104E007]←[国試_104]→[104E009]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106E028]←[国試_106]→[106E030]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103I037]←[国試_103]→[103I039]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097G063]←[国試_097]→[097G065]
[★]
- 英
- immunoglobulin, Ig
- 同
- 抗体
- 商
- HBグロブリン、ヴェノグロブリン、ガンマーグロブリン、ガンマガード、ガンマグロブリン、グロブリン、グロベニン-I、サイモグロブリン、サングロポール、ゼットブリン、テタノセーラ、テタノブリン、テタノブリンIH、はぶ抗毒素、ヒスタグロビン、ベニロン-I、ヘパトセーラ、ヘブスブリン、ヘブスブリンIH、ポリグロビン、まむし抗毒素、抗Dグロブリン、抗D人免疫グロブリン、抗HBs人免疫グロブリン、破傷風グロブリン
- 関
- 免疫、T細胞受容体、リンパ球抗原受容体
- IgM、IgD、IgG、IgA、IgE
構造
- H鎖とL鎖からなり、Igドメインをそれぞれ4つ(IgMとIgEは5つ)、2つもつ。
胎児の免疫グロブリン
- 胎児は母胎より免疫グロブリンをもらうが、生後六ヶ月で消失する (標準予防策実践マニュアル 南江堂 第2刷 p.12)
- 自分で抗体を作る能力は3-6歳で完成する (標準予防策実践マニュアル 南江堂 第2刷 p.12)
免疫グロブリンの特性 (IMM.161)
| 抗体
|
IgG1
|
IgG2
|
IgG3
|
IgG4
|
IgM
|
IgA1
|
IgA2
|
IgD
|
IgE
|
| 重鎖
|
γ1
|
γ2
|
γ3
|
γ4
|
μ
|
α1
|
α2
|
δ
|
ε
|
| 分子量
|
146
|
146
|
165
|
146
|
970
|
160
|
160
|
184
|
188
|
| 補体活性化(古典的経路)
|
++
|
+
|
+++
|
-
|
++++
|
-
|
-
|
-
|
-
|
| 補体活性化(代替経路)
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
+
|
-
|
-
|
-
|
| 胎盤通過
|
+++
|
+
|
++
|
±
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
| 食細胞FcRへの結合
|
+
|
-
|
+
|
±
|
-
|
+
|
+
|
-
|
+
|
| 肥満細胞・好塩基球への結合
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
+++
|
| staphylococcal Protein Aとの反応性
|
+
|
+
|
±
|
+
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
免疫グロブリンの遺伝子再構成 (IMM.144)
多様性の獲得機構
- 多数のV遺伝子
- VJとJDV遺伝子の組み換え
- 組み換え時の不正確性(塩基欠損、付加、N塩基)(CDR3)
- 体細胞突然変異(CDR1,CDR2)
- H鎖とL鎖の組み合わせ
シグナル伝達
基準値
- 小児基準値研究班(編):日本人小児の臨床検査基準値。日本公衆衛生協会、1997
- SPE.704
|
|
IgG
|
IgA
|
IgM
|
| ♂
|
♀
|
♂
|
♀
|
♂
|
♀
|
| 1ヶ月
|
400 ~ 1030
|
ー ~ 24
|
21 ~ 96
|
| 6ヶ月
|
290 ~ 950
|
8 ~ 50
|
46 ~ 176
|
| 1歳
|
460 ~ 1220
|
470 ~ 1210
|
16 ~ 128
|
14 ~ 98
|
57 ~ 260
|
81 ~ 314
|
| 3歳
|
530 ~ 1340
|
540 ~ 1340
|
25 ~ 174
|
22 ~ 150
|
63 ~ 279
|
86 ~ 332
|
| 6歳
|
630 ~ 1490
|
650 ~ 1530
|
45 ~ 258
|
38 ~ 238
|
72 ~ 305
|
92 ~ 353
|
| 12歳
|
750 ~ 1660
|
790 ~ 1740
|
71 ~ 352
|
63 ~ 373
|
72 ~ 306
|
100 ~ 380
|
| 成人
|
680 ~ 1620
|
84 ~ 438
|
380 ~ 1620
|
臨床関連
免疫グロブリンの量的変化による疾患
[★]
- cyto=cell kin(e)=small substance
- ex. manikine
- 細胞が分泌する糖タンパク質で、生物活性(増殖・分化・タンパク産生誘導などを)を有するもの
- 英
- cytokine, cytokines
- 関
- サイトカイン受容体、インターロイキン、リンホカイン
生態情報伝達方式
- 傍分泌系、自己分泌系により情報を伝達する。局所ホルモンともいえる(ホルモンは血流を介して他臓器に働く)
産生細胞・機能による分類名
機能
サイトカインのシグナル伝達 JAK/STAT pathway (IMM.245-246)
組み換えサイトカインと臨床利用 first aid step1 2006 p.327
[★]
- 英
- leukocyte, leucocyte (Z), white blood cell (Z), WBC, white corpuscle, white cell
- 関
- 赤血球、血球、血液
白血球
基準値
- 4000-9000 (/μl) (2007前期解剖学授業プリント)
- 異常値の出るメカニズム第5版
- 5000- 8400 (/μl) (健常者の2/3)
- 4500-11000 (/μl) (95%範囲)
年齢との関連
生理的な変動
- 精神的ストレス↑ → 交感神経の刺激により好中球の血管壁遊離が促進されるため
- 午前↓、午後↑
基準値
|
|
07解
|
異メ
|
流マ
|
HIM.A-1
|
| 顆粒球
|
好中球
|
桿状核球
|
40~70
|
44~66
|
40~60
|
4~14
|
0~5
|
| 分葉核球
|
43~59
|
40~70
|
| 好酸球
|
2~4
|
0~ 4
|
2~4
|
0~6
|
| 好塩基球
|
0~2
|
0~0.5
|
0~2
|
0~2
|
| 無顆粒球
|
リンパ球
|
25~40
|
30~38
|
26~40
|
20~50
|
| 単球
|
3~6
|
0~ 5
|
3~6
|
4~8
|
- 07解: 2007前期解剖学授業プリント
- 異メ: 異常値の出るメカニズム第5版 p.91
- 流マ: 流れが分かる実践検査マニュアル上巻 p.10
(margination)
- 1. 赤血球は軽く早く流れるので血管の中央をながれ、白血球は血管のへりを流れている
(rolling)
(adheresion & arrested)
(transmigration)
- 6. 白血球と血管内皮細胞に発現しているPECAM-1(CD31)がお互い接着し、白血球が血管内皮細胞の間隙を通って細胞外マトリックスに入る
白血球の染色
- 好酸性:赤く染まる→ヘモグロビン
- 好塩基性:青く染まる→リボソーム、核内のヒストン蛋白
- 好酸性でも好塩基性でもない:淡いピンクに染まる
- MPOをもつ:顆粒球(前骨髄球~分葉核球)、単球(前単球~単球)
- MPOをもたない:リンパ球系細胞
- 好中球:長鎖エステルを分解
- 単球:短鎖エステルを分解
関節液
- 炎症 感染
- 200 2000 20000
- 500 5000 50000
臨床関連
- 白血球のインテグリンが欠損または減少する先天性疾患
- 反復性の細菌皮膚感染
- SIRSの診断基準:<4,000/ul or >12,000/ul
[★]
- 英
- blood (PT,Z)
- ラ
- sanguis
- 関
- 全血球計算値、循環血液量、血球、血液量
概念
- 血液は45%の細胞成分と55%の血漿成分から構成される。
- 弱アルカリ性(pH7.4)でやや粘稠の鮮紅色から暗赤色の体液 (HIS.189)
- 成人の血液量は約5L (HIS.189)
- 体重の1/13 (SP.484),体重の約7% (HIS.189), 体重の約8% (2007年度前期解剖学授業)
- 全血液量の約1/3が失われると死亡する
構成
- 血漿(約55%)
- 水(血漿のうち91%)
- 無機塩類(0.9%)
- 有機物
- 血球(約45%)
血液の量
- 091208II 麻酔
|
|
新生児
|
乳児
|
幼児以降
|
高齢者
|
| 循環血液量(ml/kg)
|
90
|
80
|
70
|
60
|
| 体重に対する血液量(%)
|
9
|
8
|
7
|
6
|
血液に関する標準値
- SP.484
|
|
男性
|
女性
|
単位など
|
| ヘマトクリット
|
45
|
40
|
%
|
| 血液量
|
75
|
65
|
ml/kg
|
| 比重
|
1.057
|
1.053
|
(血漿1.027)
|
| 浸透圧
|
275-290
|
mOsm/Kg・H2O
|
基準値
- ♂:4.95±0.75 x 10^6 (/μl)
- ♀:4.65±0.85 x 10^6 (/μl)
- 白血球 (2007前期解剖学プリント)
- 血小板 (2007前期解剖学プリント)
- ヘマトクリット
- ♂:40-50 (%) 45%
- ♀:35-45 (%) 40%
LAB.1790
| 項目名
|
|
性別/ 種類
|
|
| 赤血球
|
|
♂
|
414~563
|
x10^4/ul
|
| ♀
|
373~495
|
| ヘモグロビン
|
Hb
|
♂
|
12.9~17.4
|
g/dl
|
| ♀
|
10.7~51.3
|
| ヘマトクリット
|
Ht
|
♂
|
38.6~50.9
|
%
|
| ♀
|
33.6~45.1
|
| 平均赤血球容量
|
MCV
|
♂
|
84.3~99.2
|
fl
|
| ♀
|
80.4~101.0
|
| 平均赤血球血色素量
|
MCH
|
♂
|
28.2~33.8
|
pg
|
| ♀
|
25.5~34.6
|
| 平均赤血球血色素濃度
|
MCHC
|
♂
|
32.2~35.5
|
%
|
| ♀
|
30.8~35.4
|
| 網赤血球
|
|
♂
|
0.5~1.8
|
%
|
| ♀
|
0.4~1.6
|
| 血小板
|
Plt
|
♂
|
14.3~33.3
|
x10^4/ul
|
| ♀
|
13.7~37.8
|
| 白血球
|
WBC
|
♂
|
2970~9130
|
/ul
|
| ♀
|
3040~8720
|
| 好中球桿状核
|
0~9
|
%
|
| 好中球分葉核
|
28~68
|
%
|
| 好酸球
|
0~10
|
%
|
| 好塩基球
|
0~2
|
%
|
| リンパ球
|
17~57
|
%
|
| 単球
|
0~10
|
%
|
[★]
- 英
- hemocyte, blood corpuscle, hematocyte
- ラ
- hemocytus
- 同
- 血液細胞 blood cell
- 関
- 血液
血球の割合
|
|
個数(/ul)
|
|
個数(/ul)
|
個数(%)
|
| 赤血球
|
男:500万 女:450万
|
|
5000000
|
95.1
|
白血球
|
5000-10000
|
|
7500
|
0.1
|
血小板
|
15万-35万
|
|
250000
|
4.8
|
寿命
- 赤血球:120日
- 好中球:6-8時間
- 血小板:10日
- 形質細胞:1-3日
- メモリー細胞:数年
血球の特徴
|
|
|
| 赤血球
|
単球
|
好酸球
|
好中球
|
好塩基球
|
リンパ球
|
| 大きさ
|
7~8μm
|
12~20μm
|
10~15μm
|
10~13μm
|
9~12μm
|
7~15μm
|
| 赤血球と比べた大きさ
|
------
|
かなり大きい
|
2倍以上
|
約2倍
|
2倍弱
|
小リンパ球は同じ程度
|
| 細胞質
|
|
アズール顆粒。 広く不規則な突起
|
橙赤色の粗大円形顆粒
|
暗紫色に染まる微細な顆粒 アズール顆粒
|
赤紫色の大小不同の顆粒
|
狭く淡い青色
|
| 核
|
|
くびれ有り
|
2葉、眼鏡型
|
桿状好中球 分葉好中球
|
格の上にも顆粒あり
|
球形
|
[★]
- 英
- basophilic
- 関
- 塩基好性、好塩基、好塩基性
[★]
- 英
- acute basophilic leukemia
- 同
- M8?
- 関
- 急性白血病
[★]
- 英
- basophilia
- 関
- 好塩基球増加症
[★]
- 英
- tissue basophil
- 関
- マスト細胞
[★]
- 英
- bulbus (KH)
- ラ
- bulbus cerebri
- 同
- 延髄
[★]
- 英
- basophilic
- 関
- 好塩基球性、塩基好性、好塩基性