- 55歳の男性。腰背部痛を主訴に来院した。30歳ころから腰背部痛をしばしば自覚していた。3か月前から腰背部痛が増悪し、両側肘関節および膝関節痛も出現したため受診した。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛を認めない。両側肘関節、両側膝関節、両側臀部および両側アキレス腱付着部に圧痛を認める。血液所見:赤血球 446万、Hb 13.8g/dL、Ht 42%、白血球 6,200、血小板 16万。血液生化学所見:尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.7mg/dL。免疫血清学所見:CRP 0.3mg/dL、抗核抗体 陰性、リウマトイド因子(RF) 陰性、抗CCP抗体 陰性。骨盤部エックス線写真(別冊No. 27)を別に示す。
- この患者の腰背部痛の特徴はどれか。
- a 発熱を伴うことが多い。
- b 下肢に異常感覚を伴う。
- c 腰背部痛は片側性である。
- d 腰背部痛の発症時期が特定できる。
- e 痛みは安静時に悪化し運動により改善する。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 52歳の男性。発熱を主訴に来院した。3日前に発熱と咳嗽および膿性痰が出現し、改善しないため来院した。年前から糖尿病で内服治療中である。食事は普通に摂取でき、飲水もできている。意識は清明。体温 39.1℃。脈拍 112/分、整。血圧 140/86mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 97%(room air)。左下胸部で coarse cracklesを聴取する。血液所見:白血球 17,900(桿状核好中球 4%、分葉核好中球 84%、単球%、リンパ球 10%)。血液生化学所見:AST 62U/L、ALT 54U/L、尿素窒素 16mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、血糖 150mg/dL。CRP 10.6mg/dL。喀痰Gram染色でGram陽性双球菌を認める。尿中肺炎球菌迅速抗原検査が陽性である。胸部エックス線写真(別冊No. 28)を別に示す。
- 患者への説明として適切なのはどれか。
- a 「肺炎ですが重症ではないので外来で治療しましょう」]
- b 「炎症反応が高く重症化しやすいので入院して治療しましょう」
- c 「肺炎球菌性肺炎は死亡率が高いので集中治療室に入室しましょう」
- d 「肝機能障害があり、重症化しやすいので入院して治療しましょう」
- e 「糖尿病を合併しており、重症化しやすいので入院して治療しましょう」
[正答]
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- 48歳の女性。右眼で見ると電柱が曲がって見えることと視力低下を自覚したため来院した。視力右 0.05(0.6×-2.0D)、左 0.1(1.2×-2.75D)。右眼底写真(別冊No. 26)を別に示す。診断に有用な検査はどれか。
[正答]
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