- 52歳の男性。歩行時の胸痛を主訴に来院した。
- 現病歴:1週間前から階段を昇ったときに前胸部痛を感じていた。前胸部痛は下顎にも放散し、安静にすると1分程度で消失していた。4日前から平地歩行でも胸痛が出現。今朝からは安静時にも2~3分続く症状が出現するようになったため、家族に付き添われて来院した。
- 既往歴:3年前から高血圧症で、カルシウム拮抗薬とアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬を内服中。生活歴:喫煙は15本/日を30年間。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が脂質異常症。現症:身長 168cm、体重 88kg。脈拍 72/分、整。血圧 136/78mmHg。呼吸数 28/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・ 脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 450万、Hb 14.5g/dL、Ht 42%、白血球 6,800、血小板 25万。血液生化学所見:総蛋白 7.5g/dL、アルブミン 4.0g/dL、AST 25U/L、ALT 20U/L、尿素窒素 15mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL、総コレステロール 280mg/dL、トリグリセリド 150mg/dL、HDLコレステロール 54mg/dL、CK 128U/L(基準 30~140)、尿酸 6.6mg/dL。心電図で洞調律、心拍数 84/分、整。V1、V2、V3、V4に軽度のST低下を認める。
- Brinkman指数はどれか。
- a 52
- b 154
- c 176
- d 350
- e 450
[正答]
※国試ナビ4※ [113C059]←[国試_113]→[113C061]
★リンクテーブル★
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- 52歳の男性。歩行時の胸痛を主訴に来院した。
- 現病歴:1週間前から階段を昇ったときに前胸部痛を感じていた。前胸部痛は下顎にも放散し、安静にすると1分程度で消失していた。4日前から平地歩行でも胸痛が出現。今朝からは安静時にも2~3分続く症状が出現するようになったため、家族に付き添われて来院した。
- 既往歴:3年前から高血圧症で、カルシウム拮抗薬とアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬を内服中。生活歴:喫煙は15本/日を30年間。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が脂質異常症。現症:身長 168cm、体重 88kg。脈拍 72/分、整。血圧 136/78mmHg。呼吸数 28/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・ 脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 450万、Hb 14.5g/dL、Ht 42%、白血球 6,800、血小板 25万。血液生化学所見:総蛋白 7.5g/dL、アルブミン 4.0g/dL、AST 25U/L、ALT 20U/L、尿素窒素 15mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL、総コレステロール 280mg/dL、トリグリセリド 150mg/dL、HDLコレステロール 54mg/dL、CK 128U/L(基準 30~140)、尿酸 6.6mg/dL。心電図で洞調律、心拍数 84/分、整。V1、V2、V3、V4に軽度のST低下を認める。
- 冠動脈造影検査が施行された。冠動脈造影像(別冊No. 9)を別に示す。
- 矢印で示す血管はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113C060]←[国試_113]→[113C062]
[★]
- 58歳の男性。息苦しさと左胸部痛を主訴に救急車で搬入された。
- 現病歴:30分前に職場でデスクワーク中、突然の息苦しさと左胸部全体の痛みが出現した。症状が強く、職場の同僚が救急車を要請した。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 生活歴:喫煙歴はない。飲酒はビール350mL/日。
- 家族歴:父親が胃癌で死亡。
- 現症:意識は清明。身長 160cm、体重 86kg。体温 36.2℃。脈拍 108/分、整。血圧 128/70mmHg。呼吸数 30/分。SpO2 93%(リザーバー付マスク 10L/分酸素投与下)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。Ⅱ音の亢進を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。神経診察に異常を認めない。ポータブルの胸部エックス線写真で異常を認めない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 450万、Hb 13.3g/dL、Ht 40%、白血球 6,200、血小板 18万。血液生化学所見:AST 32U/L、ALT 45U/L、LD 260U/L(基準 176~353)、CK 98U/L(基準30~140)、尿素窒素 11mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、血糖 102mg/dL。心エコー検査で右心系の拡大および左室の圧排像を認める。
- 検査の準備中、突然息苦しさが悪化し、その後意識レベルはJCS Ⅱ-10まで低下した。心拍数 128/分、整。血圧 70/40mmHg。SpO2は測定不能。頸静脈の怒張を認める。
- 考えられる病態はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113C058]←[国試_113]→[113C060]
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