- 70歳の男性。胸部異常陰影の精査のため入院した。かかりつけ医で撮られた胸部エックス線写真で、右肺に悪性腫瘍と考えられる腫瘤性病変を認めたため、精査目的で紹介されて入院した。2年前から歩き方が小刻みになり、しばしば転倒するようになったという。意識は清明。脈拍 60/分、整。血圧 126/78mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経診察では、両側性に振戦および筋強剛、動作緩慢を認めるが、姿勢反射は保たれておりHoehn&Yahrの分類はⅡ度である。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは26点(30点満点)である。
- 入院時の転倒予防対策として適切なのはどれか。
- a 昼間に睡眠薬を用いる。
- b ベッド上で身体拘束を行う。
- c 病室のドアに外から鍵をかける。
- d ベッド周囲に離床センサーを設置する。
- e 家族が終日付き添うことを入院の条件とする。
[正答]
※国試ナビ4※ [113E028]←[国試_113]→[113E030]
★リンクテーブル★
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- 50歳の男性。肺腺癌のため通院中である。1年前に咳嗽が出現し、6か月前に精査を行い、切除不能のⅢ期肺腺癌と診断された。放射線治療と抗癌化学療法による標準治療を行った。新たな転移は認めないが、腫瘍の大きさが増大している。治験参加施設として治験への参加を提案することになった。
- 患者への説明として適切でないのはどれか。
- a 「ご家族と相談されても結構です」
- b 「途中で同意の撤回はできません」
- c 「参加されるか、されないかは自由です」
- d 「十分理解し、納得されてから参加してください」
- e 「参加されなくても不利益が生じることはありません」
[正答]
※国試ナビ4※ [113E027]←[国試_113]→[113E029]
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- 78歳の女性。全身の皮疹を主訴に来院した。3週間前から両側大腿に掻痒を伴う皮疹が出現し、躯幹と四肢に拡大してきたため受診した。生検組織の蛍光抗体直接法所見にて表皮基底膜部にIgGとC3の線状沈着を認めた。抗BP180抗体 421U/mL(基準 9.0未満)。大腿の写真(別冊No. 1)を別に示す。
- 認められないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113E029]←[国試_113]→[113E031]
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