- 25歳の女性。意識障害のため救急車で搬入された。本日朝、自宅で突然の頭痛を訴えた直後に呼びかけても反応がなくなったため、家族が救急車を要請した。意識レベルはJCS Ⅲ-100。体温 36.8℃。心拍数 92/分、整。血圧 160/92mmHg。呼吸数 16/分。舌根沈下のため気管挿管を行った。SpO2 98%(リザーバー付マスク 10L/分酸素投与下)。瞳孔径は右3mm、左4mm、対光反射は左で消失している。入院時の頭部CT(別冊No. 12A)及び脳血管造影像(別冊No. 12B)を別に示す。
- まず行うべきなのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 42歳の男性。空腹時の意識障害を主訴に来院した。30歳ころから空腹時に意識が遠くなる感覚があり、ジュースや飴などを摂取して症状が改善することを経験していた。内視鏡検査前の絶食時に意識消失発作を生じたため血液検査を受け、低血糖 46mg/dLが判明した。母親に尿路結石破砕術歴、母方祖母に下垂体腺腫の手術歴がある。身長 170cm、体重 89kg。脈拍 88/分、整。血圧 140/92mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。左腰背部に叩打痛を認める。血液生化学所見:総蛋白 8.2g/dL、アルブミン 4.4g/dL、AST 42U/L、ALT 62U/L、尿素窒素 19mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL、Na 142mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 102mEq/L、Ca 13.2mg/dL、P 2.3mg/dL、空腹時血糖 54mg/dL。インスリン 42IU/L(基準17以下)。
- 診断のために有用でないのはどれか。
- a 腹部造影CT
- b 頸部超音波検査
- c 下垂体造影MRI
- d 血中カテコラミン測定
- e 血中下垂体前葉ホルモン測定
[正答]
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- 57歳の男性。ふらつきを主訴に来院した。2週間前に発作性心房細動に対し、ジソピラミドの投与を開始された。治療開始後、動悸発作の頻度は減少したが、ふらつきを時々感じたため昨日受診し、Holter心電図を装着した。本日、結果を解析した検査室から異常所見の報告が担当医に入り、担当医は患者に連絡し、受診を促し患者が来院した。意識は清明。脈拍 76/分、不整。血圧 112/62mmHg。呼吸数 16/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経診察に異常を認めない。Holter心電図(別冊No. 11)を別に示す。
- 現時点の対応として適切なのはどれか。
[正答]
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