- 生後1か月の乳児。1か月健康診査のために両親に連れられて来院した。在胎 38週、出生体重 2,998gで出生した。Apgarスコアは8点(1分)、9点(5分)であった。出生後は完全母乳栄養であり、本日の体重は4,050gである。四肢を活発に動かし、固視を認める。体幹や四肢に2~3cmの皮疹を7個認める。体幹部の皮疹(別冊No. 7)を別に示す。父親には、鼻の周囲に多数の血管線維腫を認める。母親には皮疹を認めない。
- 両親への対応として適切なのはどれか。
- a 「抗真菌薬を塗りましょう」
- b 「心エコー検査を行いましょう」
- c 「皮疹は自然に消失するでしょう」
- d 「胸部エックス線写真を撮りましょう」
- e 「皮疹が悪性化する可能性があります」
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 68歳の女性。全身倦怠感、皮疹および四肢の脱力を主訴に来院した。3か月前から露光部皮膚に紅斑が出現した。3週間前から全身倦怠感が出現し、起床、起立および上肢挙上に困難を感じるようになった。1週間前から全身に皮疹が拡大し、食思不振も出現したため受診した。体温 37.3℃。脈拍 92/分、整。血圧 122/88mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98%(room air)。上眼瞼および前額部に紅斑を認める。体幹など広範囲に鱗屑を伴った紅斑を認め、一部にびらんや痂皮を認める。口腔粘膜に異常を認めない。心音に異常を認めない。両側胸部にfine cracklesを聴取する。頸部屈筋、四肢近位筋は徒手筋力テストで4。尿所見に異常を認めない。血液所見:赤血球 416万、Hb 13.9g/dL、Ht 39%、白血球 7,400(好中球 70%、好酸球 2%、好塩基球 1%、単球 13%、リンパ球 14%)、血小板 18万。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dL、AST 137U/L、ALT 55U/L、LD 421U/L(基準 176~353)、尿素窒素 17mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、CK 2,010U/L(基準 30~140)。免疫血清学所見:CRP 1.1mg/dL、抗核抗体 陰性、抗Mi-2抗体 陰性、抗MDA5抗体 陰性、抗TIF1-γ抗体 陽性。胸部CTで両側肺底部背側胸膜直下に限局した軽度の線維化病変を認める。手指および下肢の皮疹(別冊No.8A、B)を別に示す。
- この患者で最も併発しやすいのはどれか。
[正答]
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[★]
- 70歳の男性。下腿の浮腫を主訴に来院した。30年前から健診で尿蛋白と尿潜血を指摘されていた。3年前から腎臓が悪いことを指摘されていたが医療機関を受診しなかった。3か月前から下腿に浮腫を自覚するようになったため受診した。身長 165cm、体重 60kg。脈拍 92/分、整。血圧 186/100mmHg。両下腿に浮腫を認める。尿所見:蛋白 3+、糖 (-)、潜血 2+、沈渣に多彩な変形赤血球と顆粒円柱を認める。随時尿の尿蛋白/クレアチニン比は2.5g/gクレアチニン(基準 0.15未満)。血液所見:赤血球 356万、Hb 10.8g/dL、Ht 32%、白血球 7,800、血小板 20万。血液生化学所見:総蛋白 6.5g/dL、アルブミン 3.0g/dL、尿素窒素 20mg/dL、クレアチニン 1.6mg/dL、eGFR 34mL/分/1.73m2、Na 138mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 104mEq/L。
- 適切な食事指導はどれか。
- a 高蛋白食
- b 多量の水分摂取
- c カリウム摂取制限
- d 1日10gの塩分制限
- e 1日25~35kcal/kgのエネルギー摂取
[正答]
※国試ナビ4※ [113F050]←[国試_113]→[113F052]
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