- 70歳の女性。胸背部痛のため救急車で搬入された。自宅で家事中に突然、胸背部痛を訴え、その後意識が低下したため夫が救急車を要請した。健診で血圧が高いと指摘されたことがある。ADLは自立しており、発症前の状態はいつもと変わりなかった。搬入時、意識レベルはJCS Ⅲ-100。心拍数 100/分、整。上肢の血圧は計測不能。下肢の血圧は70mmHg触診。呼吸数 30/分。SpO2計測不能。頸静脈の怒張を認める。橈骨動脈は両側とも微弱にしか触知しないが、両側頸動脈と両側大腿動脈は触知する。胸部聴診でⅠ音とⅡ音が減弱している。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢に網状皮斑を認める。
- 最も優先される検査はどれか。
- a 下肢静脈超音波検査
- b 心エコー検査
- c 胸椎MRI
- d 頭部CT
- e 胸部CT
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 34歳の初産婦(1妊0産)。妊娠37週6日の午前0時に破水感があり、午前時に受診した。妊婦健康診査は妊娠8週から受けており、特に異常は指摘されていない。来院時、羊水の流出を認め、混濁はなかった。内診で子宮口は3cm開大していた。その後の分娩経過記録を以下に示す。
- 午前3時:子宮収縮は10分間隔、子宮口は5cm開大。
- 午前10時:子宮口は全開大。
- 午前11時:2,850gの女児を娩出。児娩出後、子宮収縮は不良で子宮底マッサージとオキシトシンの点滴投与を行ったが胎盤は自然娩出されず。
- 午前11時30分:胎盤用手剥離術により胎盤娩出。胎盤娩出後には子宮収縮は良好となり止血。分娩時の出血量は1,200mL。
- 正しいのはどれか。
- a 分娩の開始は午前0時である。
- b 適時破水である。
- c 分娩第1期は11時間である。
- d 分娩第3期は30分間である。
- e 分娩時出血量は正常範囲である。
[正答]
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- 6歳の男児。低身長を心配した母親に連れられて来院した。受診時は身長 99.2cm、体重 19.0kg。骨盤位で、経腟分娩で出生した。出生時の身長は50.2cm、体重 3,520gであった。父の身長は174cm、母の身長は156cmである。患児の成長曲線(別冊No. 6)を別に示す。
- 母親への説明として適切なのはどれか。
- a 「直ちに成長ホルモンの薬を始めましょう」
- b 「体質的なものなので経過を観察しましょう」
- c 「これから身長が伸びることを期待しましょう」
- d 「成長に関わるホルモンの分泌を評価しましょう」
- e 「今後も身長の伸びが少なければ3年後に再度受診してください」
[正答]
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