- 16歳の男子。相撲をしていて右眼を打撲し受診した。入院の上、治療を行い、右眼の視力が0.4(矯正不能)から0.3(1.2×-2.0D)となった。治療前後の眼底写真広角撮影像(別冊No. 5)を別に示す。
- 行われた治療はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D023]←[国試_113]→[113D025]
★リンクテーブル★
[★]
- 62歳の女性。呼吸困難を主訴に救急車で搬入された。数日前から風邪気味で、昨日から動くと息苦しいと訴えていた。今朝息苦しさが強くなったため家族が救急車を要請した。意識は清明。体温 38.5℃。心拍数 120/分、整。血圧 86/46mmHg。呼吸数 28/分。SpO2 88%(リザーバー付マスク 10L/分酸素投与下)。心雑音はないが、心音は奔馬調律である。全胸部にcoarse cracklesを聴取する。胸部エックス線写真で右下肺野を優位とする両肺野浸潤影を認めた。気管挿管後ICUに入室し人工呼吸を開始した。血液所見:赤血球 345万、Hb 11.4g/dL、Ht 34%、白血球 12,800、血小板 23万。血液生化学所見:総蛋白 5.9g/dL、アルブミン 2.8g/dL、総ビリルビン 0.9mg/dL、AST 283U/L、ALT 190U/L、LD 392U/L(基準 176~353)、尿素窒素 13mg/dL、クレアチニン 0.3mg/dL、CK 439U/L(基準 30~140)、脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP) 1,728pg/mL(基準 18.4以下)。CRP 2.0mg/dL。12誘導心電図で前胸部誘導に陰性T波を認める。心エコー検査で左室はびまん性に壁運動が低下し、左室駆出率は30%。血行動態を把握するため肺動脈カテーテルを挿入した。
- この患者の測定値と考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D024]←[国試_113]→[113D026]
[★]
- 32歳の女性。腹痛と悪心を主訴に来院した。毎年、健診は受診しているが、これまで異常を指摘されたことはない。日前から37℃台の発熱と咽頭痛があったが、軽い感冒と考えてそのままにしていた。昨日夜から上腹部痛と悪心を自覚し、今朝になり受診した。意識は清明。身長 158cm、体重 46kg。脈拍 96/分、整。血圧 102/58mmHg。腹部に圧痛は認めない。尿所見:蛋白 (-)、糖 3+、ケトン体 3+。血液所見:赤血球 510万、Hb 15.0g/dL、Ht 45%、白血球 11,500、血小板 27万。血液生化学所見:クレアチニン 1.2mg/dL、アミラーゼ 270U/L(基準 37~160)、空腹時血糖 328mg/dL、HbA1c 6.2%(基準 4.6~6.2)、トリグリセリド 388mg/dL、LDLコレステロール 58mg/dL、HDLコレステロール 28mg/dL、血清総ケトン体 1,885μmol/L(基準 130以下)。CRP 2.0mg/dL。動脈血ガス分析:pH 6.99、PaCO2 22.1Torr、PaO2 83.5Torr、HCO3- 5.2mEq/L。腹部単純CTで異常を認めない。生理食塩液の輸液を開始した。
- 次に行うべきなのはどれか。
- a 輸液のみで経過をみる。
- b スルホニル尿素薬を投与する。
- c フィブラート系薬を投与する。
- d 持効型インスリンを皮下注射する。
- e 速効型インスリンを持続静注する。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D022]←[国試_113]→[113D024]
[★]