- 21歳の女性。外陰部腫瘤を主訴に来院した。2か月前に外陰部の腫瘤に気付いた。腫瘤は表皮から隆起し少しずつ増大している。軽い掻痒はあるが痛みはない。月経周期は28日型、整。子宮と卵巣に異常を認めない。外陰部の写真(別冊No. 34)を別に示す。
- 患者への説明として正しいのはどれか。2つ選べ。
- a 「性交でうつります」
- b 「今後強い痛みがでてきます」
- c 「リンパ節を介して全身に広がります」
- d 「イミキモドというお薬を塗ってください」
- e 「ヒトパピローマウイルス18型(HPV)が原因です」
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 78歳の男性。背部痛、食欲不振と体重減少を主訴に来院した。3か月前から時々食後の背部痛を自覚していた。最近になり食後頻回に背部痛を認め、痛みは鈍痛で時に持続して眠れないことがあった。食欲も徐々に減衰した。体重は6か月で7kg減少し、起き上がれないこともあるため受診した。既往歴に特記すべきことはない。喫煙は20本/日を40年間。飲酒は日本酒2合/日を40年間。80歳の妻と2人暮らし。家族歴に特記すべきことはない。身長 168cm、体重 48kg。脈拍 72/分、整。血圧 126/60mmHg。呼吸数 14/分。眼瞼結膜に軽度の貧血を認める。眼球結膜に異常を認めない。上腹部正中に径3cmの辺縁不整の腫瘤を触知する。血液所見:赤血球 275万、Hb 7.8g/dL、Ht 24%、白血球 9,800、血小板 14万。血液生化学所見:総蛋白 5.2g/dL、アルブミン 1.9g/dL、総ビリルビン 0.4mg/dL、AST 34U/L、ALT 40U/L、γ-GTP 24U/L(基準 8~50)、尿素窒素 9mg/dL、クレアチニン 0.4mg/dL、総コレステロール 110mg/dL、トリグリセリド 48mg/dL。CEA 16.4ng/mL(基準 5以下)、CA19-9 580U/mL(基準 37以下)。CRP 2.0mg/dL。胸部エックス線写真と胸部CTで径1cmの腫瘤を右肺に2か所、左肺に1か所認める。腹部超音波検査および腹部CTで膵体部に径3cmの腫瘤、肝両葉に径1~2cmの多発する腫瘤陰影、胆嚢に径5~8mmの結石を数個認める。腹水の貯留を認める。
- 現時点で適切な対応はどれか。2つ選べ。
[正答]
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- 50歳の男性。胸痛を主訴に来院した。4か月前から胸痛を自覚し、次第に増強するため受診した。18歳から現在まで造船業に従事している。胸水から悪性細胞が認められたが、組織型は不明である。胸部エックス線写真(別冊No.35A)、胸部造影CT(別冊No.35B)及びPET/CT(別冊No.35C)を別に示す。
- 組織型を決定するために適切なのはどれか。2つ選べ。
- a 胸腔鏡下生検
- b 縦隔鏡下生検
- c CTガイド下生検
- d 気管支内視鏡下生検
- e 上部消化管内視鏡下生検
[正答]
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