- 15歳の男子。不登校を主訴に母親と来院した。高校受験を控えた中学3年生。この2か月、朝起きることができないため学校に行っていない。午前中は頭痛、腹痛などの症状を訴え、ベッドの中にいるが、夕方から夜になると元気になり、深夜遅くまでゲームや勉強をしている。学校から病気の可能性を確認するために医療機関を受診するように言われて受診した。母親は「本人が勉強嫌いで学校をさぼっている。ゲームばかりして夜更かしするので朝起きられない」と感情的に主張し、その隣で患者はうつむいて黙っている。
- まず行うべきこととして適切なのはどれか。
- a 患者に登校を促す。
- b 患者の話を傾聴する。
- c 患者に睡眠薬を処方する。
- d 母親に抗不安薬を処方する。
- e 母親の対応を厳しく注意する。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 50歳の男性。肺腺癌のため通院中である。1年前に咳嗽が出現し、6か月前に精査を行い、切除不能のⅢ期肺腺癌と診断された。放射線治療と抗癌化学療法による標準治療を行った。新たな転移は認めないが、腫瘍の大きさが増大している。治験参加施設として治験への参加を提案することになった。
- 患者への説明として適切でないのはどれか。
- a 「ご家族と相談されても結構です」
- b 「途中で同意の撤回はできません」
- c 「参加されるか、されないかは自由です」
- d 「十分理解し、納得されてから参加してください」
- e 「参加されなくても不利益が生じることはありません」
[正答]
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- 身近な人との死別に伴う悲嘆反応について誤っているのはどれか。
- a 成人特有の反応である。
- b 大部分は時間と共に回復していく。
- c 提供されるケアをグリーフケアという。
- d 心理的影響だけでなく身体的影響も生じる。
- e 長期化した場合はうつ病との鑑別が必要となる。
[正答]
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