- 35歳の経産婦(3妊2産)。妊娠33週に周産期管理目的で、自宅近くの産科診療所から紹介され受診した。既往歴は、30歳時および32歳時に、それぞれ骨盤位および既往帝王切開の適応で選択的帝王切開。身長 156cm、体重 56kg(妊娠前体重 48kg)。体温 36.8℃。脈拍 84/分、整。血圧 108/76mmHg。現時点で自覚症状はなく、胎児心拍数陣痛図で異常を認めない。骨盤MRIのT2強調像(別冊No. 31)を別に示す。
- 考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 13歳の女子。疲れやすさを主訴に来院した。陸上部に所属している。1年前から疲れやすさを自覚し、短距離走の成績が落ちてきたことに気づいていた。最近、より疲れやすくなったため受診した。食欲は旺盛である。病院の階段を上る際に動悸と胸の苦しさを感じたという。脈拍 120/分、整。血圧 136/72mmHg。頸部触診で甲状腺の腫大を認める。心音では胸骨左縁第2肋間にⅢ/Ⅵの収縮期雑音を聴取するが、呼吸音には異常を認めない。手指に振戦を認める。血液所見:赤血球452万、Hb 12.3g/dL、Ht 36%、白血球 8,900、血小板 23万。血液生化学所見:総蛋白 6.1g/dL、アルブミン 3.6g/dL、AST 33U/L、ALT 31U/L、尿素窒素 13mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、TSH 0.1μU/dL未満(基準 0.5~5.0)、FT3 30pg/mL以上(基準 2.2~4.3)、FT4 10ng/dL以上(基準 0.9~1.7)、抗TSH受容体抗体 陽性。
- 現時点の対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A069]←[国試_113]→[113A071]
[★]
- 67歳の男性。2か月前から持続する心窩部痛と背部痛を主訴に来院した。3か月間で体重が10kg減少している。意識は清明。腹部は平坦で、心窩部に径5cmの固い腫瘤を触知する。血液所見:赤血球 395万、Hb 12.9g/dL、Ht 38%、白血球 8,100。血液生化学所見:総蛋白 6.7g/dL、総ビリルビン 0.7mg/dL、AST 44U/L、ALT 41U/L、ALP 522U/L(基準 115~359)、γ-GTP 164U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 51U/L(基準 37~160)、尿素窒素 13mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL。CEA 758ng/mL(基準 5以下)、CA19-9 950U/mL(基準 37以下)。腹部造影CT(別冊No. 32)を別に示す。
- 治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A071]←[国試_113]→[113A073]
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