- 43歳の男性。健診で白血球増多を指摘され来院した。自覚症状は特にない。体温 36.5℃。脈拍 84/分、整。血圧 136/76mmHg。表在リンパ節を触知しない。左肋骨弓下に脾を3cm触知する。血液所見:赤血球 430万、Hb 12.8g/dL、Ht 42%、白血球 35,000(骨髄芽球 2%、前骨髄球 2%、骨髄球 5%、後骨髄球 7%、桿状核好中球 4%、分葉核好中球 60%、好酸球 8%、好塩基球 7%、リンパ球 5%)、血小板 35万。血清ビタミンB12 8,600pg/mL(基準 250~950)。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本(別冊No. 18A)、骨髄細胞染色体分析(別冊No. 18B)及び末梢血好中球bcr/abl遺伝子のFISH解析(別冊No. 18C)を別に示す。
- 治療薬はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 24歳の女性。月経1日目の下腹部痛を主訴に来院した。5年前から月経時に腹痛がある。痛みの程度と持続日数は月経ごとに異なっている。本日朝から月経が始まり、通勤中の電車内でこれまでになく下腹部痛が強くなったので途中下車して来院した。月経周期は28日型、整。下痢や嘔吐は認めない。意識は清明。身長 160cm、体重 52kg。体温 36.6℃。脈拍 72/分、整。血圧 118/72mmHg。呼吸数 20/分。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。内診で子宮に腫大を認めない。Douglas窩に硬結を触知しない。血液所見:赤血球 362万、Hb 11.2g/dL、Ht 37%、白血球 5,600、血小板 21万。CRP 0.1mg/dL。妊娠反応 陰性。超音波検査で卵巣に異常を認めず、Douglas窩に液体貯留を認めない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D046]←[国試_113]→[113D048]
[★]
- 2歳の男児。1歳5か月ころから時々高熱をきたし、尿路感染症の診断で治療を受けていた。昨日夜から38℃台の発熱があり、軽快しないため来院した。尿所見:蛋白 1+、糖 (-)、潜血 1+、沈渣に赤血球 1~4/HPF、白血球 50~99/HPF。血液所見:赤血球 488万、Hb 12.4g/dL、Ht 37%、白血球 14,800、血小板 30万。血液生化学所見:総蛋白 6.9g/dL、AST 29U/L、ALT 18U/L、尿素窒素 9mg/dL、クレアチニン 0.5mg/dL。CRP 8.6mg/dL。尿沈渣のGram染色でGram陰性桿菌を認めた。急性腎盂腎炎と診断し、抗菌薬で治療を行った。解熱後の排尿時膀胱尿道造影像(別冊No. 19)を別に示す。
- 適切な治療法はどれか。
[正答]
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