- 65歳の女性。検診のマンモグラフィで異常陰影を指摘され来院した。右乳房に長径2cmの腫瘤を触知する。腫瘤は円形、弾性硬で、可動性は良好で圧痛を認めない。乳頭からの分泌物を認めない。マンモグラム(別冊No. 23)を別に示す。乳房超音波検査で辺縁不整な低エコー腫瘤像を認める。
- 次に行うべき検査はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 29歳の女性。発熱と左上肢の倦怠感とを主訴に来院した。2週間前から37℃台の発熱が続いていた。市販の感冒薬を内服していたが、改善しなかった。7日前から左上肢の倦怠感を自覚するようになった。3日前から発熱が38℃台となったため受診した。体温 38.1℃。脈拍 88/分、整。血圧:右上肢 92/46mmHg、左上肢 64/34mmHg。呼吸数 16/分。左頸部に血管雑音を聴取する。橈骨動脈の触知に左右差があり、左が減弱している。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。圧痛を認めない。皮疹を認めない。尿所見に異常を認めない。血液所見:赤血球 403万、Hb 10.0g/dL、Ht 30%、白血球 10,900(桿状核好中球 28%、分葉核好中球 47%、好酸球 1%、好塩基球 1%、単球 7%、リンパ球 16%)、血小板 46万。血液生化学所見:尿素窒素 13mg/dL、クレアチニン 0.5mg/dL。免疫血清学所見:CRP 11mg/dL、抗核抗体 陰性、リウマトイド因子(RF) 陰性。胸部造影CTの水平断像(別冊No. 24A)及び冠状断像(別冊No. 24B)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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- 66歳の男性。総胆管結石の加療目的で入院となり、内視鏡的結石除去術を施行した。終了2時間後から持続性の心窩部痛と背部痛を訴えた。体温 37.5℃。脈拍 108/分、整。血圧 94/66mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 94%(room air)。腹部は平坦で、心窩部を中心に広範囲に圧痛を認める。血液所見:赤血球 502万、Hb 15.3g/dL、Ht 45%、白血球 12,700、血小板 26万、PT-INR 1.1(基準 0.9~1.1)。血液生化学所見:総ビリルビン 4.4mg/dL、AST 370U/L、ALT 177U/L、LD 491U/L(基準 176~353)、γ-GTP 337U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 1,288U/L(基準 37~160)、尿素窒素 23mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL。CRP 9.3mg/dL。腹部造影CT(別冊No. 22)を別に示す。
- 次に行うべき治療として適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A052]←[国試_113]→[113A054]
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