- 26歳の男性。胸痛を主訴に来院し入院した。出張で午前中に飛行機に乗っていたところ、右肩に軽い痛みが出現した。到着後の空港で歩行中に呼吸困難を自覚し、その後も症状が持続したため、近くの病院を受診した。精査の結果、自然気胸の診断で入院となり、胸腔ドレーンが挿入され持続吸引ドレナージが行われた。
- 翌朝、担当医が診察したところ、胸腔ドレーンが前日より20cm程度抜け、ドレーン先端から5cm程度が体内にとどまっている状態であった。患者は呼吸困難を訴えず、呼吸数 16/分、SpO2 99%(room air)である。
- まず行うべき対応はどれか。
- a 持続吸引を中止する。
- b 動脈血ガス分析を行う。
- c 胸部エックス線撮影を行う。]]
- d 持続吸引圧を2倍に上げる。
- e 胸腔ドレーンを20cm押し込む。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 23歳の女性。左乳房にしこりを自覚したため受診した。穿刺吸引細胞診および組織診の結果、乳癌と診断した。担当医は本人と母親に対して、検査結果と診断および今後の治療について説明することとなった。
- 悪い知らせを伝える際のSPIKESモデルの「P」に相当するのはどれか。
- a 防音性の高い個室で面談する。
- b さらに詳しい説明を希望するか尋ねる。
- c 今後の治療の選択肢について説明する。
- d 病気についての患者の理解度を確認する。
- e ショックを受けているであろう心情に寄り添う。
[正答]
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- 80歳の男性。咳嗽を主訴に受診した。昨日の朝食後に咳嗽が出現し、同時に右臼歯の歯冠がないことに気付いたため来院した。意識は清明。身長 162cm、体重 55kg。体温 36.8℃。脈拍 72/分、整。血圧 120/70mmHg。呼吸数 18/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。胸部エックス線写真(別冊No.2A、B)を別に示す。
- まず行うべきなのはどれか。
[正答]
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