- 24歳の女性。月経1日目の下腹部痛を主訴に来院した。5年前から月経時に腹痛がある。痛みの程度と持続日数は月経ごとに異なっている。本日朝から月経が始まり、通勤中の電車内でこれまでになく下腹部痛が強くなったので途中下車して来院した。月経周期は28日型、整。下痢や嘔吐は認めない。意識は清明。身長 160cm、体重 52kg。体温 36.6℃。脈拍 72/分、整。血圧 118/72mmHg。呼吸数 20/分。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。内診で子宮に腫大を認めない。Douglas窩に硬結を触知しない。血液所見:赤血球 362万、Hb 11.2g/dL、Ht 37%、白血球 5,600、血小板 21万。CRP 0.1mg/dL。妊娠反応 陰性。超音波検査で卵巣に異常を認めず、Douglas窩に液体貯留を認めない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 63歳の男性。下腿の浮腫を主訴に来院した。12年前に糖尿病と診断され、自宅近くの診療所で経口糖尿病薬を処方されている。2年前から尿蛋白を指摘されている。1か月前から夕方になると顔面および両下腿に浮腫が出現するのが気になり受診した。身長 170cm、体重 78kg。脈拍 68/分、整。血圧 168/92mmHg。顔面と両側脛骨前面に軽度の圧痕性浮腫を認める。尿所見:蛋白 3+、糖 (-)、潜血 (-)。血液所見:赤血球 425万、Hb 13.0g/dL、Ht 39%、白血球 6,700、血小板 24万。血液生化学所見:アルブミン 3.8g/dL、尿素窒素 28mg/dL、クレアチニン 1.6mg/dL、eGFR 40mL/分/1.73m2。血糖 114mg/dL、HbA1c 6.8%(基準 4.6~6.2)。24時間蓄尿検査:尿量 1,600mL/日、蛋白 2.4g/日、クレアチニン 1.24g/日、Na 5.6g/日、Cl 8.9g/日。
- この患者で正しいのはどれか。
[正答]
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- 43歳の男性。健診で白血球増多を指摘され来院した。自覚症状は特にない。体温 36.5℃。脈拍 84/分、整。血圧 136/76mmHg。表在リンパ節を触知しない。左肋骨弓下に脾を3cm触知する。血液所見:赤血球 430万、Hb 12.8g/dL、Ht 42%、白血球 35,000(骨髄芽球 2%、前骨髄球 2%、骨髄球 5%、後骨髄球 7%、桿状核好中球 4%、分葉核好中球 60%、好酸球 8%、好塩基球 7%、リンパ球 5%)、血小板 35万。血清ビタミンB12 8,600pg/mL(基準 250~950)。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本(別冊No. 18A)、骨髄細胞染色体分析(別冊No. 18B)及び末梢血好中球bcr/abl遺伝子のFISH解析(別冊No. 18C)を別に示す。
- 治療薬はどれか。
[正答]
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