- 日齢0の新生児。在胎39週日、自然分娩で出生した。出生時啼泣はなく皮膚刺激を行ったが無呼吸のためバッグバルブマスクで換気を開始した。生後2分で自発呼吸が出現したため換気を中止した。生後5分の時点では全身にチアノーゼを認めた。心拍数 140/分。呼吸数 70/分。鼻腔内吸引によって強い咳嗽反射が出現した。手足をバタバタ動かしている。
- 生後5分のApgarスコアはどれか。
- a 10点
- b 8点
- c 6点
- d 4点
- e 2点
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 2か月の乳児。肛門部の異常に気付いた母親に連れられ来院した。排便回数は1日2回で、排便時やおむつの交換時に泣く。母乳を1日に8回飲み、哺乳力は良好である。体温 37.0℃。心拍数 100/分、整。血圧 80/50mmHg。呼吸数 20/分。腹部は軽度膨満し、肝を右肋骨弓下に2cm触知する。腸雑音に異常を認めない。肛門部の写真(別冊No. 11 )を別に示す。触れると軟らかく、痛がる様子がある。
- 母親に対する説明で正しいのはどれか。
- a 「先天性の疾患です」
- b 「腫瘍性の疾患です」
- c 「細菌感染が原因です」
- d 「排便時に力むことが原因です」
- e 「肛門が裂けることで生じます」
[正答]
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- 妊娠34週1日の初妊婦(1妊0産)。胎動減少を主訴に来院した。2日前の妊婦健診では特に異常は指摘されなかったが、昨日から胎動の減少を自覚しており、心配になって受診した。下腹部痛や子宮収縮の自覚はなく、性器出血や破水感の訴えもない。脈拍 72/分、整。血圧 124/72mmHg。呼吸数 18/分。来院後に施行した胎児心拍数陣痛図(別冊No. 12)を別に示す。
- 胎児の状態を評価するためにまず測定すべきなのはどれか。
- a 羊水指数(AFI)
- b 母体不規則抗体価
- c 羊水中ビリルビン濃度
- d 胎児中大脳動脈血流速度
- e 母体血中ヘモグロビンF濃度
[正答]
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