- 20歳の男性。右足関節の変形と疼痛のため救急車で搬入された。会社員で、サッカーのクラブチームに所属している。サッカーの試合中に他の選手と接触して受傷し、歩行困難となったため救急車を要請した。受傷時の足関節の肢位は不明であった。既往歴、生活歴、家族歴に特記すべきことはない。搬入時(受傷時間後)の意識は清明。体温 36.9℃、心拍数 100/分、整。血圧 124/76mmHg。呼吸数 14/分。SpO2 100%(鼻カニューラ 1L/分酸素投与下)。右足関節全体に腫脹と圧痛を認める。右足関節周囲に開放創はない。足背動脈は左右差なく触知可能であり、右足趾の自動屈曲伸展運動は可能で、感覚に異常を認めない。右足関節以外に異常を認めない。右足関節単純エックス線写真(別冊No. 5)を別に示す。
- 初期対応として適切なのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 37歳の初産婦(1妊0産)。妊娠30週に両下腿浮腫の増悪を主訴に来院した。これまでの妊娠経過は順調であったが、妊娠27週ころに両下腿浮腫を生じ、28週ころから浮腫の増悪を認めた。意識は清明。脈拍 72/分、整。血圧 160/104mmHg。尿検査で蛋白2+である。ノンストレステスト(NST)はreactiveで、子宮収縮は認めない。入院後安静にして血圧を再検査したところ、164/106mmHgであった。
- 投与すべき薬剤はどれか。
[正答]
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- 21歳の男性。発熱と咳嗽を主訴に来院した。体温 39.2℃。脈拍 108/分、整。血圧 120/70mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 97%(room air)。血液検査のため、右肘正中皮静脈に採血針を穿刺した直後に気分不快を訴えた。顔面蒼白となり、全身に発汗を認めたため、直ちに採血を中止した。
- 次に行うべき処置はどれか。
- a 仰臥位にして下肢を挙上する。
- b 採血部位に冷湿布を貼付する。
- c アドレナリンを静脈投与する。
- d 呼吸回数を増やすように指導する。
- e 採血部位に局所麻酔薬を皮下注射する。
[正答]
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