- 28歳の男性。本人から面談の申し出があり産業医を訪れた。職場でストレスチェックを行った際、高ストレス者として選定され、面談指導が勧奨されたという。3か月前に実施した定期健康診断では身長 172cm、体重 65kg。血圧 136/88mmHg。血液検査および生化学検査に異常を認めなかった。既往歴に特記すべきことはない。4か月前に新しい部署に異動し、それまでに経験のない対外折衝業務を担当することになったが、新しい業務になじめずにいた。上司や同僚ともあまり会話がなく、業務量も増加し、残業や休日出勤も必要となっていた。ここ1か月は、休日にも仕事のことが頭から離れなくなり、夜、なかなか寝付けず、朝も起きられないため、遅刻が目立つようになってきた。来所時の体重は 62kg。血圧 142/92mmHg。最近は、夫婦仲も悪化し、けんかが絶えないという。本人はストレスの原因は、不本意な人事異動にあると考えており、異動を強く希望している。
- 産業医がまず行う対応として適切なのはどれか。
- a 精神科受診を指示し面談を打ち切る。
- b ストレスについて業務上のことに限定して聞く。
- c 管理監督者を交えた3者面談を本人に提案する。
- d 異動できるよう、意見書を直ちに事業者に提出する。
- e 直ちにストレスチェックの結果を人事責任者に閲覧させる。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 29歳の女性(2妊0産)。今まで自宅近くのA医院で妊婦健康診査を受けていたが、妊娠32週日に里帰り分娩を希望して来院した。24歳時に妊娠週で人工妊娠中絶を受けた。2日前から実家で生活を始め、分娩後2か月で自宅に戻る予定だという。身長 163cm。体重 66kg。体温 36.5℃。脈拍 84/分、整。血圧 134/76mmHg。子宮底長 29cm、腹囲 83cm。下腿浮腫を認めない。尿所見:蛋白 (±)、糖 (±)。血液所見:赤血球 380万、Hb 11.8g/dL、Ht 34%、白血球 9,800、血小板 16万。腹部超音波検査で、胎児は頭位で形態異常はなく、推定体重は1,800g、胎盤は子宮底部に付着し、羊水指数(AFI)は10.8cmである。持参した母子健康手帳の記載(別冊No. 3)を別に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
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[★]
- 40歳の男性。風疹対策のポスターを見て来院した。風疹のワクチン接種は受けておらず感染歴は明らかではない。健康状態は良好で、既往歴に特記すべきことはない。本人はワクチン接種を希望している。
- 正しいのはどれか。
- a 免疫を獲得している可能性が高くワクチン接種は必要ない。
- b 他のワクチンを接種する場合は1週間以上の間隔をあける。
- c 副作用の可能性が高くワクチン接種は避けるべきである。
- d ワクチン接種に抗体価の測定は必須ではない。
- e 成人のワクチン接種は経口でも行える。
[正答]
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[★]