- 60歳の女性。1か月前から37℃台の微熱があり、1週間前に頸部のしこりに気付いた。2日前から背部、前胸部に紅斑が出現し、38℃台の発熱、倦怠感が強くなり、食事摂取もできなくなったため家族に連れられて来院した。家族歴は、母親が血液疾患のため60歳で死亡。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本(別冊No. 32)を別に示す。
- この患者が有していると考えられる疾患の原因ウイルスについて正しいのはどれか。2つ選べ。
- a 抗ウイルス薬が有効である。
- b 母乳感染によることが多い。
- c 献血で発見されることがある。
- d 妊娠中に感染すると児に聴力低下を高率に起こす。
- e 妊娠中に感染が判明したら、出産後にガンマグロブリン注射を行う。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D067]←[国試_113]→[113D069]
★リンクテーブル★
[★]
- 62歳の男性。腹部膨満感と褐色尿を主訴に来院した。1か月前から腹部膨満感と時々、尿の色が濃くなることを自覚していた。飲酒は機会飲酒で、薬剤の服用はない。身長 169cm、体重 62kg。体温 36.1℃。脈拍 68/分、整。血圧 134/86mmHg。呼吸数 14/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。尿所見:蛋白 (-)、糖 (-)、ウロビリノゲン (±)、潜血 (±)。血液所見:赤血球 428万、Hb 14.5g/dL、Ht 47%、白血球 9,300、血小板 20万。血液生化学所見:アルブミン 4.0g/dL、総ビリルビン 1.3mg/dL、直接ビリルビン 0.9mg/dL、AST 98U/L、ALT 106U/L、ALP 492U/L(基準 115~359)、γ-GTP 92U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 58U/L(基準 37~160)、クレアチニン 0.6mg/dL。CRP 1.1mg/dL。腹部超音波検査で異常を認めない。上部消化管内視鏡像(別冊No. 33)を別に示す。
- まず行うべきなのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D068]←[国試_113]→[113D070]
[★]
- 52歳の男性。脱力を主訴に来院した。3か月前から、帰宅時に駅の階段を途中で休まずには昇れなくなったため受診した。血液検査で抗アセチルコリン受容体抗体が陽性であった。胸部エックス線写真(別冊No. 31A)及び胸部造影CT(別冊No. 31B)を別に示す。
- この患者で検索すべき合併症はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D066]←[国試_113]→[113D068]
[★]