- 25歳の女性。外陰部掻痒と帯下を主訴に来院した。3日前から強い掻痒と帯下の増量を自覚するようになった。最終月経は15日前から6日間。月経周期は29日型、整。口腔内に病変を認めない。鼠径リンパ節の腫大を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。外陰部は発赤し、帯下は酒粕様で多い。帯下の顕微鏡写真(無染色)(別冊No. 26)を別に示す。
- 適切な治療薬はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 70歳の女性。胸の重苦しさと息苦しさを主訴に来院した。1週間前から、朝の犬の散歩中に胸の重苦しさと息苦しさを自覚するようになったが、2~3分の休息で症状が消失していた。本日、午前9時から同症状が出現し持続するため、午前10時に家族とともに受診した。65歳時に高血圧症と脂質異常症を指摘されたが、定期的な通院は行っていない。家族歴に特記すべきことはない。喫煙歴はない。身長 156cm、体重 60kg。体温 36.2℃。脈拍 84/分、整。血圧 116/78mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 99%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。胸部エックス線写真に異常を認めない。12誘導心電図でV2、V3、V4でST低下を認める。心エコー検査で左室前壁の壁運動低下を認めるが、心嚢液の貯留を認めない。
- 最も可能性が高いのはどれか。
[正答]
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[★]
- 40歳の初妊婦(1妊0産)。尿糖が陽性であったため、自宅近くの産科診療所から紹介され受診した。現在、妊娠30週。家族歴、既往歴に特記すべきことはない。身長 160cm、体重 62kg(妊娠前体重 55kg)。体温 36.7℃。脈拍 88/分、整。血圧 110/80mmHg。経口グルコース負荷試験(75gOGTT):負荷前値:90mg/dL、1時間値:190mg/dL、2時間値:160mg/dL。HbA1c 5.4%(基準 4.6~6.2)。
- 適切な対応はどれか。
- a 対応は不要である。
- b 食事は4~6分割食を推奨する。
- c 食後2時間の血糖値150mg/dLを目標とする。
- d 1日の摂取エネルギーを1,200kcalに制限する。
- e 食事療法が無効な場合は経口血糖降下薬を用いる。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A062]←[国試_113]→[113A064]
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