- 47歳の女性。顔面の皮疹を主訴に来院した。2か月前から自宅近くの診療所で顔面の皮疹に対し外用薬が処方され、使用しているうちに新たな皮疹が出現してきたという。口周囲、頬部に丘疹、膿疱を認める。顔面の写真(別冊No. 5)を別に示す。
- この皮疹の原因と考えられる外用薬はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113C035]←[国試_113]→[113C037]
★リンクテーブル★
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- 76歳の男性。記憶障害を心配した妻に付き添われて来院した。妻によると3か月前に、呼びかけても返事がなく宙を見つめるようなことが初めてあった。その後、同様の症状を月に1、2回目撃している。症状発現時には、口をもぐもぐしたり、手指を不規則に動かしたりするような動作がみられることもある。数分で回復することが多いが、その時のことを本人に尋ねても、何も覚えていない。本人は「妻から言われたことを全く覚えていないので、認知症ではないかと不安です」と述べている。かかりつけ医の処方には降圧薬があるが、睡眠薬や抗精神病薬は含まれていない。体温 36.3℃。脈拍 72/分、整。血圧 128/76mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。Mini-Mental State Examination(MMSE) 29点(30点満点)。神経診察に異常を認めない。尿所見、血液所見および血液生化学所見に異常を認めない。頭部MRIに異常を認めない。
- 次に行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113C036]←[国試_113]→[113C038]
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- 45歳の男性。造船所でアーク溶接作業に従事している。本日、午前11時ころ、作業場が暑かったので、保護具を外して汗をぬぐってしまい、溶接時に発生する光に曝露したという。特に自覚症状はなく、その後の作業にも差し障りはなかったが、念のためにと同じ作業場の同僚が気遣い、昼食後、午後2時に同僚とともに医務室を訪れた。意識は清明。眼球結膜に軽度充血を認める。視野は良好。眼や耳の痛みは訴えていない。瞳孔、口腔粘膜および皮膚に異常を認めない。
- 対応として適切なのはどれか。
- a 問題ないと伝える。
- b 救急車を要請する。
- c 水分を経口摂取させる。
- d 呼吸機能検査を勧める。
- e 眼科医への紹介受診を勧める。
[正答]
※国試ナビ4※ [113C034]←[国試_113]→[113C036]
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