★リンクテーブル★
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- 70歳の男性。胸部異常陰影の精査のため入院した。かかりつけ医で撮られた胸部エックス線写真で、右肺に悪性腫瘍と考えられる腫瘤性病変を認めたため、精査目的で紹介されて入院した。2年前から歩き方が小刻みになり、しばしば転倒するようになったという。意識は清明。脈拍 60/分、整。血圧 126/78mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経診察では、両側性に振戦および筋強剛、動作緩慢を認めるが、姿勢反射は保たれておりHoehn&Yahrの分類はⅡ度である。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは26点(30点満点)である。
- 入院時の転倒予防対策として適切なのはどれか。
- a 昼間に睡眠薬を用いる。
- b ベッド上で身体拘束を行う。
- c 病室のドアに外から鍵をかける。
- d ベッド周囲に離床センサーを設置する。
- e 家族が終日付き添うことを入院の条件とする。
[正答]
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- 15歳の男子。不登校を主訴に母親と来院した。高校受験を控えた中学3年生。この2か月、朝起きることができないため学校に行っていない。午前中は頭痛、腹痛などの症状を訴え、ベッドの中にいるが、夕方から夜になると元気になり、深夜遅くまでゲームや勉強をしている。学校から病気の可能性を確認するために医療機関を受診するように言われて受診した。母親は「本人が勉強嫌いで学校をさぼっている。ゲームばかりして夜更かしするので朝起きられない」と感情的に主張し、その隣で患者はうつむいて黙っている。
- まず行うべきこととして適切なのはどれか。
- a 患者に登校を促す。
- b 患者の話を傾聴する。
- c 患者に睡眠薬を処方する。
- d 母親に抗不安薬を処方する。
- e 母親の対応を厳しく注意する。
[正答]
※国試ナビ4※ [113E026]←[国試_113]→[113E028]
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