- 73歳の女性。ハチに顔面を刺され、意識がもうろうとなっているところを家族に発見され、救急車で搬入された。過去に一度ハチに刺されたことがある。JCS Ⅱ-10。体温 36.2℃。心拍数 84/分、整。血圧 80/50mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 99%(マスク 4L/分酸素投与下)。全身に膨疹を認める。両側胸部でwheezesを聴取する。
- 直ちに行う治療はどれか。
[正答]
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[★]
- 65歳の男性。胸部エックス線写真で右中肺野に異常陰影を指摘されて受診した。5年前から間質性肺炎を指摘されている。1年前に急性増悪で入院し、その後、外来で副腎皮質ステロイドの内服治療を受けていたが、ここ年は症状が安定していたため、自己判断で内服を中断し受診していなかった。喫煙は20本/日を40年間。5年前から禁煙していたが、6か月前から喫煙を再開していた。胸部単純CTで右肺上葉に腫瘤影を認め、経気管支肺生検で肺扁平上皮癌と診断された。全身検索の結果、右肺門部リンパ節転移を認めたが、それ以外には転移を認めなかった。体温36.6℃。脈拍 76/分、整。血圧 132/76mmHg。呼吸数 12/分。SpO2 95%(room air)。両側胸部でfine cracklesを聴取する。呼吸機能検査:VC 3.5L、FEV1 2.2L。心電図、心エコー検査で異常を認めない。胸部エックス線写真(別冊No.3A)及び胸部単純CT(別冊No.3B)を別に示す。患者に手術の選択肢もあることを説明したところ手術を希望した。
- この患者の周術期について適切でないのはどれか。
- a 術後早期離床を行う。
- b 術前に禁煙指導を行う。
- c 術前から酸素療法を行う。
- d 術後間質性肺炎急性増悪のリスクがある。
- e 術後在宅酸素療法が必要になるリスクがある。
[正答]
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[★]
- 14歳の女子。発熱を主訴に祖母に連れられて来院した。4日前から発熱を認め、2日前から両側眼瞼の腫脹と両側頸部に腫瘤を触れるのに気が付いた。本日も解熱しないため受診した。体温 38.9℃。脈拍 92/分、整。呼吸数 20/分。SpO2 98%(room air)。四肢、体幹に発疹を認めない。両側眼瞼の腫脹を認める。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染や充血を認めない。口蓋桃は発赤し白苔を認める。両側頸部に径2cmのリンパ節を数個ずつ触知する。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を2cm、左肋骨弓下に脾を3cm触知する。
- 診断に有用な血液検査項目はどれか。
[正答]
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