- 救急外来で小児を診察した研修医から指導医への報告を示す。
- 研修医:「1歳の女児です。3日前から発熱、咳嗽、鼻汁が続き、本日から四肢、体幹に発疹が出現したため来院しました。咳嗽がひどくルームエアーでSpO2が92%であり、入院も考慮する必要があると思います」
- 指導医:「どのような発疹ですか」
- 研修医:「四肢、体幹に紅色の丘疹がひろがっています」
- 指導医:「口腔内の所見はどうですか」
- 研修医:「咽頭発赤があり、頬粘膜に白い斑点があります」
- 指導医:「入院させる場合、この患児で特に必要な感染対策は何ですか」
- これに続く研修医の返答として最も適切なのはどれか。
- a 「カーテンで隔離を行います」
- b 「聴診器を患児専用にします」
- c 「診察時にエプロンを着用します」
- d 「患児にN95マスクを着用してもらいます」
- e 「関係する医療スタッフの感染症抗体価と予防接種の状況を確認します」
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 22歳の女性。摂食障害と筋力低下のため救急車で搬入された。18歳で失恋を契機に食事制限を開始し、摂食量および体重の減少が止まらなくなり、自宅近くの精神科に通院中であった。筋力低下のため自宅で身動きがとれなくなり、救急車を要請した。月経は3年前から停止している。意識は清明。身長 152cm、体重 26kg。体温 35.1℃。心拍数 48/分、整。血圧 80/52mmHg。前腕にうぶ毛の増生を認める。尿所見:蛋白 (-)、糖 (-)、ケトン体 +。血液所見:赤血球 408万、Hb 11.0g/dL、Ht 38%、白血球 3,300、血小板 8万。血液生化学所見:AST 28U/L、ALT 16U/L、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、Na 135mEq/L、K 3.0mEq/L、Cl 94mEq/L、血糖 45mg/dL、HbA1c 4.4%(基準 4.6~6.2)、TSH 2.8μU/mL(基準 0.5~5.0)、FT3 1.8pg/mL(基準 2.3~4.3)、FT4 0.9ng/dL(基準 0.9~1.7)。経静脈的にブドウ糖を含む輸液を開始したところ、入院2日目から呼吸困難、意識障害(JCS Ⅱ-20)及び全身の浮腫が出現し、血液所見はAST 539U/L、ALT 654U/Lであった。
- 対応として適切でないのはどれか。
[正答]
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[★]
- 35歳の女性。6か月前に右乳癌のため乳房部分切除を行った。現在は通院で抗癌化学療法を行っており病状は安定している。事務職として勤務していたが、手術後は休職している。本人から、現在復職に向けて職場に相談しており、病状や今後の治療について職場へ説明してほしいとの希望があった。患者の職場には嘱託の産業医がいる。
- 適切な対応はどれか。
- a 職場の同僚に説明する。
- b 職場の産業医に説明する。
- c 自分で説明するように伝える。
- d 労働基準監督署の許可が必要と伝える。
- e 家族の同意がないと職場に連絡できないと伝える。
[正答]
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